あの日も今日も

トランクに詰め込むのは白い服だけ。

手を繋いで木陰を行き

窓を開け放して果汁を飲む。

土埃も色褪せた門扉も干からびた煉瓦塀も

あの日みたいに白に焦がれるだろう。

風に膨らんだブラウスが誇らしく

頬を紅潮させたあの日みたいに。

天井のプロペラがどんなに廻っても

僕らの白の時間は決してかき乱せない。

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