私の世界を輝かせるもの

噴水からの無数の雫は

連なる宝石のように銀盤を滑り落ちる。

水槽に咲く花を揺らし波紋を創り、

けれど何一つ聞こえない。

私は水に手を入れてかき回した。

でたらめにがむしゃらに。

どうしたの。指が傷んでしまうよ。

その瞬間、世界はざわめきに満ちた。

あなたの不在がどれほど大きなことか

私は思い知る。

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