私たちの夏は永遠に輝く

贈られたガラスの小箱に花を詰めた。

枯れてしまいますよ。

綺麗な色なんて残らない。

誰もがそう言って笑ったけれど

私は黙って蓋を閉じそれを胸にいだいた。

しおれ干からび色を失くしても

だからこそ愛おしいもの。

私と彼の夏はそんな喜びに満ちていたから。

最後の最後の時まで

いえ、それを超えてその先まで。

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