ある午後の頼まれごと

傘を貸していただけますか?

月が私に尋ねた。

まあ。宇宙にも雨が降るのですか?

月はほんのりと笑った。

ええ、あふれた想いという名の雨が降るのです。

素敵な素敵なものですが

濡れてしまうと平等に愛せなくなりますから。

私は頷き、薔薇色の傘を差し出した。

これは愛の色です。

きっとお役に立つでしょう。

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