その微笑みは時をも包み込む

時を駆けるとか時を超えるとか、

もういい加減にしないと

どれだけ想いを拗らせているのかと

呆れられてしまいますね。


苦笑まじりに呟けば彼は静かに微笑んだ。


そうかな。

私としては一秒でも多く

あなたに想われていたいよ。


なんて罪作りな人。

確証などないのに、

繰り返される命の営みを信じてみたくなる。

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