あなたと食べる花

深夜の食堂で

彼女は白い花を浮かべたグラスを掲げ

青い花をナイフで優雅に切り分け

赤い花に舌鼓を打つ。


それから私の唇に紫の花を押し込んで

職人がナイフで作った薄い凹凸から

潰れて滴る汁を拭ってくれた。


二人きりの晩餐。

ずっとそばにいるよ。


陶器の唇が花色に染まる未来を

私は微笑の下で願い続ける。

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