母を殺すか。
それとも恋人を殺すか。
必ずどちらかは死なないといけない選択を迫られた。
皆さんならどちらを選びますか?
所詮小説の中のありえない話と思うかもしれませんが、似たような選択は現実にも起こり得るでしょう。
妻を選ぶか、産まれてくる赤ちゃんを選ぶかのような・・・
主人公の悩む姿が共感できるもので気持ち良く読むことができました。
そして無駄をそぎおとした文章に、最後に選択した展開も見事です。
死ぬという重いテーマではありますが、ストレスを感じずに読むことができる、とても考えられている内容です。