第24話…3年後

史人ふみととことが結婚して

3年が過ぎた。


2年前に女の子が生まれた。

名前は、めいちゃん


「ぱぱ〜 どこでしゅか?」


「めい〜 パパはここだよ〜。」


(トコトコトコ〜)


娘が走る姿が可愛すぎて

隠れているつもりだったが

めいを抱きしめた。


「ぱぱ みつけた。」


満面の笑顔をみせためい。


「めい〜〜可愛いですね。

ほっぺにチューしていいかな?」


「いやだも〜ん。おひげがいたい」


「そうか…嫌か…仕方ないな…」


「めいちゃん パパの手にチューしてあげたら喜ぶよ。」


「まま ほんと?じゃ、てにチューしてあげる。」


手にチューしてきためい、


「めい、ありがとう。

パパ嬉しいよ。」


娘とじゃれ合う姿の史人ふみと

嬉しそう。


「こと 無理するなよ。

予定日だから。でも楽しみだよな〜。」


「そうだね。史人ふみとが休みの

今日でも生まれてきてくれないかな。」


「そう願いたいけどな〜。」


「…………んっ?お腹痛いかな。」


「こと大丈夫か?荷物積んで病院に行こう。病院!」


「まだ大丈夫(笑)陣痛の間隔みてから病院に電話するよ。」


「そうか〜。めい もうすぐ赤ちゃんが生まれるぞ〜。楽しみだな〜」


「もう あかちゃんうまれるの?

たのしみだね。ぱぱ、まま♪」


「あっ またきた。

さっきより痛み強いかな。

パパ、病院に、電話して。」


「はいよ。」


病院に電話する………………


「来て下さいだって。めい、ママを病院に連れて行くよ。」


「うまれるの?たのしみ。

まま がんばれ」


「ありがとう。頑張るね」


「最初、めいを乗せてくるから

待っててな。」


バタバタ……


「はい こと…俺につかまってな。」


「うん…」


ことを車にのせたら

お互いの実家に電話した。


15分後…病院に着いたら

ことの両親がきていた。


史人ふみと君」


「あっ おとうさん、おかあさん

きてくれたんてすね」


「孫がうまれるから。めい。

じいちゃんのとこおいで〜」


「じいちゃん。だっこ」


「こと 頑張ってね。史人ふみと君は立ち会うの?」


「ん……めいのこと頼むね。」


「立ち会いますのでめいのこと

宜しくお願い致します。」


陣痛も強くなってきて

歩くのもやっとのこと。


内診したら 子宮口が全開になって

すぐに分娩室に移動した。


「はい。いきんで〜」


「んーーーーーー 」


「はい いきむのやめて」


「はい いきんで〜」 


「んーーーーーーーーーーーー」


「ハッハッハッして下さい。」


「ハッハッハッハッハッハッ」


「オギャ〜〜〜〜」


「はい おめでとうございます。

元気な産声ですよー。男の子です。

はい。お母さん」


生まれた赤ちゃんを胸の上にのせてくれた。


「ようこそ。待ってたよ。」

「こと 頑張ったな。おつかれさま」


「やっと会えたね。パパ、ありがとう。」


「産湯に入ってきましょうね。

赤ちゃんお預かりしますね。」


産湯につかり産着を着せてもらった

赤ちゃんを史人ふみとのもとへ

連れてくる。


「身長50cm.体重、3100gでしたよ」。


「お〜〜可愛いなぁ〜。

ママにそっくりだよ。」


「ホントだね。」


「後産済みましたよ。お母さんは

しばらくここで休まれて下さい。

赤ちゃんは新生児室でお預かりします。」


お父さんはお部屋でお待ちになってて下さいね。」


「はい 分かりました。

妻と子供を宜しくお願い致します。」


史人ふみとは分娩室を後にした。


「ふみくん おめでとう〜。

元気な産声だったなぁ〜。

どっちだったの?」


「ありがとうございます。

ことに似た男の子で

新生児室に移動しました。」


「めい。弟ができたよ。

見に行こうか?」


「うん。みにいきたい。」


新生児室に赤ちゃんをみに

移動した。


「ほんとに、ことに似てるわね〜。

おとうさん」


「そうだな〜可愛いなぁ〜」


「あれがおとうとでしゅか?」


「そうだよ。めいもあんな

だったんだよ。」


「部屋に戻りましょう。

ことも来ると思うし…」


部屋に移動した。

ことも戻ってきたから

安心して病院をあとにした。


1週間後…退院してきた。

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