ぶつかってきたのは?

えこ

第1話 ぶつかってきた男性

街を歩いてると 前から歩いてきた

男性がぶつかってきて

転んでしまった。


「あっ!大丈夫?怪我ない?

俺 、よそ見してたからだわ。

ほんま ごめんなぁ…」


手を差し出してきて 謝ってきた。


「いえ 大丈夫ですよ。」


顔をみるとサングラスに帽子を被った背が高い男性だった。


その男性の連れが…


「怪我 なかったですか?

ほんま すみませんでした。」

「おい! もり! 気をつけな

あかんよ。」


「ほんま すみませんでした。」

「今度から気をつけるよ。たに。」


(ん?もりたに

まさかな)と思いながら…


「気にしないで下さい」と

その場を離れた…。


私は自宅に着き バッグの整理をしてたら(あれ?免許証がない…あの時だ…

全部、拾ったと思ったのに…どうしよう…。)


とりあえず ぶつかった所の

近くの交番に電話しても免許証は

届いてないと言われた。

明日の朝、探しに行こうと思った。

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