第2話 俺、死す

そんなこんながあってボールを購入した俺たちは学校へ向かって歩いていた。休日なのに!休日出勤反対!…まあそんな声が受け入れる筈もなく歩いている。


「離れて歩いてよね!」

「こっちから願い下げだ!」

何だろうこのデジャブ感。俺この展開見たことあるんですけど?

「なあ、半分くらいはお前が持てよ」

何で俺が全部持たねばならんのだ。100個だぞ!100個!体感的には10kg以上あるぞ!(そんなわけない)

「いやよ!なんのためにあの顧問が男子を連れてかせたと思ってんの!」

こいつ生意気だな!あ、俺がこいつの名前を呼ばないのは嫌いすぎるからだゾ!前に「名前」ってなってたと思うけどあれは俺なりの規制だゾ!自主規制って奴だゾ!

「じゃあこれは全部男テニが使うな」

男テニとは男子硬式テニス部の略称である。ちなみに女子硬式テニス部は女テニだ。

「…半分だけよ」

そう言ってボールの半分をあいつが持った。と、その時。

「きゃぁっ!」

そんな声を出してあいつが転んだ。その時、俺は何を思ったんだろう。何故かあいつのことを庇って抱きとめた。それがこのご時世どうなるのか分かっていた筈なのに。

「殺せ!」

「リア充を許すな!」

「打ち殺せーー!」

「刺し殺せーー!」

嗚呼、俺の人生もここまでか。

_________________________________________

※ここからは本編関係ないです

Twitterの垢載せときます

https://twitter.com/Yuto63194

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