第115話 後悔
もしかしたら俺は知らない間に父を追い込んでいたかもしれないと思ってしまった
ふと思った、俺はよく料理に人参使うなって
人参、父は苦手みたいで、それでそんなに嫌ってたっけなぁと思って思い出した
母は浮気相手の人に人参のきんぴらを作ってた
ということを、
それで嫌いになったかは分からない
元々そんなに好きじゃなかったのかもしれない
それでもその1件から
人参のきんぴらは作らないでくれ、
アイツを思い出すから
と話していたと喧嘩してた時に聞いた
もしかしたら、と……思った
俺はよく人参や玉葱、ジャガイモが家に普段からあるからそれで副菜をもう1品作ろうと思って、
人参しりしりをよく作ってたなと……
作った時父はお弁当にも入れるくらい食べてくれました、でももしかしたら実は
なんて事を考えてしまって
俺があの時の事、あの喧嘩の事を思い出したくないばっかりに無意識のうちに父を追い詰めてたかもしれないと思うと嫌になって
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます