第14話⁂ハーレム星!⁂


「オイ?あの星は妙な形をした星だな~!」


「おっぱいの形をした星が見えて来た!」


「ちゃっかりピンク色の乳首まで乗っけて、まるで宇宙旅行する男達を誘っているような星だな~?」


「わしゃ~?あんな胡散臭い星はスル—!」


1人と1匹は雄の為妙にソワ!ソワ!ギラ!ギラ!😍目が血走っています。


「俺達は行きた————い!」


「まったくグチな~!これだから男は困るんじゃ!発情しちゃって!まあしゃ~無い!」


ギラギラ😍😍😍


そしてこのおっぱいの形をした星に到着したのです。


その世界は紫とピンクの何とも妖艶な、あちこちにピンク色のレ-スのカ—テンで囲まれたベッドが無造作に置かれています。

「な~んか?いやらしいエッチな宇宙から見たまんまの雄を誘う異様な星だな~!」


豚怪獣のトン太も「ギャッホウ!興奮する!やっと俺の待ち望んだ星にたどり着くことが出来た!最高!」


「オウ!俺も興奮して来た!」


タケルも興奮状態。


そこにずんぐりとした何とも見苦しい、エロの塊のようなスケベ丸出しの到底女が寄り付きそうもないブ男が現れました。

「私はこのハ-レム星の王様『オンナグルイスケベヤロウの神』という者じゃ!この星では私は神と呼ばれている!」


「それにしても宇宙から見ただけでもいやらしさがプンプン匂って来るのに、この星に到着したばかりなのに何かこのいやらしい雰囲気。あのピンクのベッドにピンクのカーテン、更にはベッドには美しい妖艶な全裸の女性がいかにも誘うポ-ズで寝そべっているではありませんか?一体この星では何が行われているのですか?」


「オオオオオオ~!早速お気付きになったか?私は宇宙きっての艶福家で先祖代々この星の王様の継承者じゃったが?私の代で美しいイケメンはみな追放して知恵のある老人だけ残してこの星を発展させて来たのじゃ!若者の代わりに選りすぐりの勇者怪獣を貧乏な星からスカウトして来たのじゃ!それは何故かと言うと?金持ちの星からやって来た怪獣達は口が肥えていてお金が掛かる。だが?貧乏な星からやって来た怪獣は何でも上手い😋上手い😋と喜んでこの星を他の星の侵略者から守ってくれる」


「じゃ~!何故イケメンの若者達を追放したのですか?」


「実は私は幼稚園の頃に初恋をしたんじゃ!そしてその女の子を付け回したんじゃ。すると『あんたみたいな不細工な顔見たことない!この星一のブス!気持ち悪いから近づかないで!』って言われたんだ。王子に向かってそんな事を言う奴など今まで一人もいなかった。侍従達やメイド達は皆声を揃えて『可愛い可愛い王子様こんな美しい王子様は見たことない!』と持て囃すものだから、てっきりこの星きっての美男子と思って疑いもしなかったんだ。だが?卒園式の集合写真を見てその思いは一瞬で消えた。最前列は先生方だけなのに私だけ王子様なのでど真ん中の最前列に先生方と一緒に写っていたのだ!写真の左右の端っこに座るとどうしても横広く写ってしまいがちだが、真ん中だったら普通シュッと小顔に写っている筈なのにビロ~ンと顔が横広い、先生と比べても何の遜色もない大きな顔、更には目は細く鼻は胡坐をかいたブタそのもの!{やはりあの女の子の言っていた事は間違いじゃなかったんだ}それ以来ルックスコンプレックスを持つようになったのじゃ!だから私の周りの執事は年寄りかブ男ばかり、この国の役人も選りすぐりのブ男ばかり。だってそうじゃろう?美しい男が周りに居ては私が埋もれてしまうばかりか引き立て役になるじゃろう?この艶福家の私に女が寄り付かなくなる。それだけは何としても阻止したい!」


「あのベッドで横たわっている全裸の妖艶な美女達は一体何処から集められた女性達ですか?」


「ああああ~!この星きっての美女を私が厳選して選んで来たんじゃ!そして艶福家の私が毎夜毎夜楽しんでいるのじゃ!」


「それでも全裸であの誘うポーズはダメでしょう!宇宙の雄達が先ずこの星の乳房の形に吸い寄せられ侵入して来て、更には全裸の美女に興奮して強姦事件に発展する恐れが非常に高いじゃないですか?危険ですって~!」


「じゃ~?あなた好きな美女とどうぞ楽しんで下さい!この星の最大のイベント!タップリと一夜を楽しんでください!」


「ギャッホウ!本当に~?」


タケルは今までで一番ハイテンションの興奮状態です。


「ウッフフフフ今まで宇宙の悪人退治で頑張ったご褒美に違いない!ウッフフ ウッフフフ!」

そして最高のお気に入りのハーレム星の美女を見つけて、興奮のあまり飛び付きます。


””ビビビッビビビッビビビビビビ————!””

どいう事でしょう?

タケルは感電して泡を噴いてそのベッドで意識不明になってしまったのです。


「オイタケルどうしたんじゃ!しっかりせい!」

魔女の梅が半狂乱で叫びます。


豚怪獣のトン太も「タケルさん!何とか言って下さい!ブヒブヒ」


真っ青になって只々泣くばかりです。


「ワァワァ~~ン😭ワァワァ~~ン😭」


タケルの命の危機!


タケルはどうなるのか?



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