第19話 田舎の夜

天の川の星はホタルのように明るく輝いています。


目を閉じると、あたりにはセミの鳴き声が響いていた。


蝉たちが、燃えている蠟燭のように感じられた。


鳴いている鳥が、琴の弦のような電線の上に立っていると、風が吹いて雲から月が吹き出した。


音を立てている木々の葉を抜けて、明るい街灯が小川に夕焼けのようなオレンジ色の光を残している。


風さん、どこへ行くんですか、星を映したお酒を、一緒に味わいましょう。


*これはわたしが書いた漢詩です

天河螢作作,目閉咽蟬燭

囀鳥箏絲立,清風皎月出

燈明穿葉響,水暗襯霞浮

借問風何去,同嘗星酒壺


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