第50話 戦いの成果!

エジソンを倒した俺は、マイケルさんにこの事を話した。


「そうか、そんな人間がいたのか。」


「とても強かったよ。貰ったゴムに助けられたから勝てたけどな。」


「役立てられたか。あんな物にも役に立つ事があるんじゃの。」


「あんな物って…ゴムは高級品だぞ。」


「ワシは物の価値という物に興味が無いからの。とはいえよく頑張った。ゆっくり休みなさい。」


「そうするか。」

俺は自宅で休む事にした。


にしても、あんなが通用すると思わなかったな。

そう、俺の考えついた閃光の対策とは、『対策したフリをする』という事だったのだ。

あの遮光グラスも、閃光を完全に止める機能は無く、食らったら終わりだった。

見事、見た目的に騙す事ができたのだ。


しかし、興奮で眠れないな。

ちょっと戦利品を並べていくか。


俺は『緑の鞄』から戦利品を一つ出した。


それは、四角い箱に、花のような飾りのついた置物だった。飾りはとても大きく、箱に勝るほどだ。よく見ると、箱の上に円盤が載っており、横にはスイッチがあった。


何か仕掛けがあるんだな。やってみるか。

俺はスイッチをいれた。


♪♪♪♪♪〜♪♪♪♪

なんと、箱についた花から音楽が流れてきた!そうか、これは音楽を再生できる機械か。それにしてもいい曲だな。


その夜、バンブ村は心地よいサウンドに包まれていた。

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