最悪に備えよ
現実世界では終末に備える人々――俗にいうプレッパーと呼ばれる人たちが存在する、彼らは将来起こり得るかもしれない(と言っても現実的な物から到底起こり得ないものまで)終末の時に備え、武器弾薬食料、生活必需品などをため込み、生存のためにシェルターを作ったりする。が、彼らは現実世界ではよく奇異な目で見られる。
ディザスター映画世界ではそうしたプレッパーたちは、むしろ有事に備えている賢い人たちであり、この世界に迷い込んでしまった場合は率先して手本にするべき人たちである。彼らに倣い、来るべき大災害に備えて下記の準備をするといいだろう。
■サバイバルグッズを集めよ
サバイバルに必要な装備を集めるのはまず鉄則である。出先で隕石衝突や火山噴火に巻き込まれる事はあったりしても、こういった用品を自宅やオフィスに置いておくだけでも役には立つだろう。
サバイバルグッズは市販品の物で構わない。ナイフ、ロープ、エマージェンシーブランケット、水、保存食、メタルマッチ、とにかくサバイバルで役に立つ物は何かしら手元へ置いておこう。
特に一番良いのはダクトテープである。ダクトテープは現実世界でも有用であったが、この世界ではまさに万能兵器と言わんばかりに機能する。
■シェルターを用意しろ
来るべき終末の世界ではそこに籠っているだけでは生き残れないかもしれないが、更なる破局が来る前の“小さな”災害までは耐えられるかもしれない。一時期的な避難場所や、どこへ逃げたらいいか分からないような場合の目的地として用意しておくのもいいだろう。
コンクリート製の地下シェルターや、建物の地下に建てた強固な退避壕などがあれば完璧だが、一番完璧なのは人里離れた場所にあり、津波や火山噴火や大規模地殻変動、ポールシフト、氷河期と言った様々なケースを想定できるシェルターが望ましい。ただし、建設にはそれなりの費用がかかる。
■善人であり続けろ
さて、繰り返し言うがこの世界は「悪党」や「身勝手な人間」ほど破滅する傾向が高い。もし世界の終末が迫ってきているのにあなたが悪事を働いたり、人に対して迷惑をかけてばかりいると、いざその時にこれまでの報いと言わんばかりに呆気なく死んでしまうパターンが非常に多い。
あなたが善人でいる限りは報われるチャンスがあるのがこの世界の常識である。「世界の終末なんだから何してもいいだろ!」と欲望に身を任せて破滅しないためにも、自制した生活を日々心掛けておこう。
■知識を身に付けろ
この世界ではサバイバルのためにありとあらゆる知識が必要とされる。それをどれだけ持っているかで、この世界での生存率は飛躍的に向上する。
例えば自然現象に関するあらゆる知識を持てば、事前に「危なそうな兆候」を見分けて大災害を回避できるだろう。モールス信号を覚える事で、非常時に誰かに助けを呼ぶことが出来るかもしれない。医療に関する知識があれば自分が負傷した際に的確な処置が出来るし、何より周囲の人々はあなたを大事な人と見なして守ってくれるかもしれない。
知識を駆使する事で人間という生き物は長きにわたる過酷な生存競争を生き延び、今日まで文明を維持しているのは歴史を見れば明らかだ。知識は、確実に命を救う。
■鍛えろ
普段から健康を維持し、身体を鍛える事はこの世界においては生存に必要な要素の一つだ。もしあなたが肥満体であったり、運動不足でバテやすかったりするとこの世界では極端に死にやすくなる。
この世界では危険から逃げるだけではなく、危険の真っただ中で回避・逃走するという場面に数多く遭遇する。全速力で駆けたり、ジャンプしたり、ぶら下がったりと言ったアクロバティックな行動を取らざるを得ない光景は日常茶飯事だ。
もしそういった時に頼りになるのはサバイバーではなく、あなたの身体能力だけだ。今からでも遅くない、身体を鍛えよう!
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