木との約束
「嬢ちゃんどうしたんだ?」
蛇が木から降りて少女の足元まで来ました。
少女はビシッと枝を指したまま動きません。
蛇は少女の体を登り首に軽く巻き付きました。
「もしかして、そっちにWHITE・HEARTがあるのか?」
少女は頷きます。
「………そこの人間の子供」
木が少女を呼びました。
少女が振り返り大きな木を見上げます。
「見つけたらここにおいで。いい物をあげる」
少女は嬉しそうに頷きます。笑顔が輝いています。可愛いですね。
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