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     近況ノート新着記事一覧を眺めていたら「文学賞応募作品の公開をはじめました!」というのが目を引いて、どんな作品なのだろうという興味から、この作品に辿り着きました。
    「文学賞」という言葉から勝手に文芸作品をイメージしてしまい、ろくにあらすじ欄も見ずに読み始めて、読み終わってからようやくあらすじ欄を見て、この作品が星新一賞応募作品であると知りました。

     以前にオンラインの公募ガイドで見つけて、私も応募してみたかった賞です。賞の説明に書かれていた理系云々という言葉が魅力的で「ならば私の専門分野で勝負してみようか」という気持ちが湧き、また、応募規定にあった『未発表原稿に限ります。(本賞応募のために一部改変を加えていただければ可)』にも強く惹かれたのですが……。結局は執筆の余裕がなくて、応募を断念しました。
     そのような個人的な経緯があったので、実際に賞に応募なされた作品を読むのは、とても勉強になりました。星新一というとオチの優れたショートショートの名手というイメージを勝手に抱いていましたが、この作品はオチのキレ味よりも、ふんわりとした余韻を重視した作品だと感じました。なるほど、文学的な雰囲気です。こういう作品が応募される賞だったのですね。

    作者からの返信

    烏川 ハル様

     執筆活動お疲れ様でございます。こうして文字書き同士、意見交換が出来るのは何よりの喜びであり楽しみであります。大変ご丁寧なコメントを本当にありがとうございます。心より感謝致します。

     さて、実はですが私もかなり前から「星新一賞」に惹かれておりまして、数年渋って、遂にようやく去年初めて応募したのがこの作品でございます。
     私はガッツリ文系の身であり、理系の知識は身に付けておらずこの賞への応募は難しいと勝手に決めつけていたのですが、ショートショートという分野に挑戦してみたいという想いがどちらかと言えば強く、理系というよりもド定番ではありますが世界終盤系SFで一筆書いてみた、という作品でございます。
     けれども、風刺を込めた作品でもあり、そこをどう際立たせるか作品にするかは非常に悩みました。仰る通りオチというよりも、そうです、まさに余韻。読み手の心を動かす「独特な読後感」を意識して書きました。文学的な雰囲気と書いて頂き、本当に頑張って書いてよかったと今初めて報われた気がします(笑)

     本当にありがとうございます。私も烏川 ハルさんの作品を読ませて頂きますね^^

    ――著者・紺野 優

    編集済