親ガチャ、子ガチャ
親ガチャ
人生は親ガチャ、人生は子ガチャ。
どちらの言葉に理があるかといえば、それは当然、後者である。
ガチャの性質を考えれば、最初に一度引いて終わりの「親」より、資金があれば何度でも引ける「子」の方がガチャに喩えるに適している。
無課金親が★4や★5の子を引くことも、世間を見渡せば珍しくはない。
そして逆に、★1の子供は、無課金親が引こうとも、廃課金親が引こうとも、★1の性能しかないのだ。
むしろ、★1の子供を廃課金親が引いたら、死蔵どころか自動売却に回されるまである。
編成に入れてもらえるだけ、無課金親で良かったね、てなものだろう。
子が「親ガチャ爆死したわ」と嘆く様は、ガチャで引いた★1キャラが「プレイヤーガチャ爆死したわ」と嘆いているのに等しい。
まぁ物好きな廃課金親なら、★1子供を最大まで限凸してスキルレベルもフル強化するかもしれないけど。
という旨の話を隣席で妄言を吐いていた★1クラスメイトに懇々と説いたところ、早々にフレンド登録を切られてしまった。
高校入学時に出会ったばかりで付き合いが浅いとは言え、判断の速さは★2レベルかもしれない。
仕方がないので、また新しく友人ガチャを回すことにした。
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