逆行転生してお金もハーレムも手に入れる!

たこ

小学生編

第1話 2005年4月7日新学期

目が覚めたら懐かしい天井が見えた。


夢でも見ているのかと思って頬をつねるが痛い。



「夢じゃ・・・ない・・・?」


口から出た言葉も声変わりしていない幼い声だった。


周りを見渡し、自分の体も見てみる、懐かしい実家と幼い頃の自分の体だった。






・・・もしかして逆行転生ってやつか?






自分の部屋から出てリビングへ行くとまだ若い両親がいた。


「おはよう、今日から小学校あるんだから、遅れるよ早よ準備してきなさい」母親が声をかけてくる。


父親は黙って新聞を読んでいた。兄や妹は朝ごはんを食べていた。

小学校・・・小学生まで戻ったってことか?何年生なんだろうか?


「はーい」


と返事をし、とりあえず準備のために洗面所に行き顔を洗う。

鏡を見ると改めて小学生の頃の自分が見え逆行転生したことを実感した。



リビングに戻り朝ごはんを食べながら日付が確認できないかと父親が見ている新聞を見た。


2005年4月7日・・・1993年生まれだから小学校6年生の始業式の日ってことか・・・。


・・・過去に戻ったってことは、金を稼ぎ放題じゃないか!!!!!!人生をまたやり直せる!!!!!!!


何が理由でこんなことになったのかはわからないがとりあえず、金を稼ぐのに何が必要か考えないと


・・・あとハーレムも作りたいな・・・作れるかな?



しかし、小学校からやり直すのはだるいな・・・。

朝ごはんを食べ、家からすぐそばにある小学校にいくと懐かしい友達の顔が見えた。

小学生時代ってなんの話してたっけ・・・全く思い出せないがとり会えず話を合わせる。


そういえば今日は委員会決めとかもするんだっけ、前回・・・1度めの人生では5年生から2年連続で放送委員会に入っていたのでとりあえず同じ委員会に入ることにする。


確か同じクラスで委員会も同じ女の子に片想いしてたはずだ。放送委員会はお昼休みや掃除の時間に放送室に行けて、駄弁ったり、放送室の掃除をするという建前で掃除をサボれたりして人気なのだ。


ホームルームが終わり、片想いしていた佐倉美咲(さくらみさき)ちゃんと委員会の集まりにいく。


「こうすけくんまた一緒だね!」


小学生にしてはスタイルもよく、服もおしゃれな女の子。

ポニーテールにした長い黒髪を揺らしながらこっちを向いて話しかけてくる。


「そうだね!委員会の時間また遊ぼうね!」

やっぱり美咲ちゃんは可愛い。ウキウキしながら返事をする。


今世では告白でもしようかなどと考えながら放送室に向かった。


委員会では委員長決めや日程の分担決めなどをする。分担はクラスごとなので美咲ちゃんとはずっと一緒に過ごせるのだ。


学校から帰りつつ、これから何ができるのか、どうすれば早く金を稼げるのか考える。

・・・決めた!テレビを見ていた母親に向かって言う。



「お母さん、株がやりたい!」








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


中村浩介なかむら こうすけ


2021年、27歳まで過ごした主人公。どういうわけか逆行転生をして小学6年生まで戻る。

不動産屋を経営している父親と専業主婦をしている母親の間に生まれ、5年離れた兄が一人と3歳年下の妹一人のそこそこ裕福な5人家族。


大都市の郊外のベッドタウンで育ち、中学から私立の中高一貫校に通い、勉強もせずだらだら遊びながら適当に受かった別の県の大学に行き留年しながら7年過ごし中退。

九州1の大都市で親からの仕送りをもらいながら一人暮らしのニート生活をしていた。

趣味はネット小説や配信者を見ることで、時々FXで小金稼ぎをしてだらだら過ごしていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


佐倉美咲さくら みさき


主人公が小学生時代に片想いしていた相手。

スタイルがよく、黒髪のセミロングでいつも髪をポニーテールにまとめている。

愛想もよく学年でも人気の女の子。


前世では中学から別だったため疎遠に。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る