おまけ 人物・用語情報1

作中で登場したNPCの情報や、用語についての解説を行うページです。

読まなくてもたぶん本編にはあまり関係ない、と思います。



"陽気な怪力"ミランダ(ミランダ・トーラス)

グラスランナー/女/82歳

 冒険者ギルド『酔いどれ狼亭ドランクウルフ』と契約している、探し屋の女性。非力の多いグラスランナーにしては珍しく怪力と体格に恵まれており、投げを主体とした格闘術と斥候の高い技術を有している。

 また非常に大酒飲みで、よく酒場の方で飲み比べをしているところを目撃される。

 元はどこかの冒険者だったらしく、たまに遺跡内を様子見と称してそのままがっつり探索していることも。



"時詠みの巫女"マーシャ(エルマーシャ・ルルフェリエ・トロスナムニカ)

人間/女/不明(肉体年齢18歳)

 未来の出来事を幻視する能力を持つ、"時詠みの巫女"。無意識的に日単位の予知を行い、望めば数十年に及ぶ予知すら可能なその能力は、しかしながらその代償として、彼女の時間、すなわち寿命を削っている。

 古い時代の人間であり、しかも箱入りであったため、現代の常識に疎く、また古い時代でもそこまで世俗に触れてこなかったため、精神的にやや幼い傾向を見せる。

 魔法文明時代にあった"貴族"ブルーブラッドであり、その"貴族の支配力"ドミニオンの片鱗を有しているが、本人の性格により強制力を行使することはないようだ。



"世話焼き賢者"ルイナ(ルイナ・トート)

リカント(狼)/女/46歳

 あなたたちの所属する冒険者ギルド『酔いどれ狼亭ドランクウルフ』の経営者兼ギルド長であり、また同名の酒場の店主。

 古今東西の知識に長けており、非常に博識。また実年齢に比べて見た目が若い。

 冒険者ギルドを建てた理由が「所属する冒険者があたしの料理を食べてくれるだろう?」という根っからの料理人。大陸北にある草原国マグノアの国王の執筆本に載ったことがあるという。

 所属する冒険者や職員たちのサポートはきちんとする一方で、使える者はなんでも使う老獪さを時折見せる。ただ少なくとも、信頼のおける人物、というのが彼女を知る者の総評である。



"六の騎士"ゼクス(真名不明)

人間/男/享年不明

 マーシャに仕えて、彼女を守っていた騎士。召異魔法の使い手だった。

 魔法文明時代、蛮族の襲撃からマーシャを護衛し、遺跡に封印して現代に送り届けた。

 遺跡にて死亡し、アンデッドとなってもマーシャを守り続けていた。しかし、PCたちによって倒され、マーシャの封印が解かれると、ようやく使命を果たせて成仏したようだ。



・以下SW2.0要素の解説

"貴族"ブルーブラッド

 およそ3000年前に滅びた、魔法文明時代に存在した者たち。

 神の血を引いているとされ、平民を絶対的に服従させる"貴族の支配力"ドミニオンを有していたという。

 魔法文明時代の象徴とも言われる存在だが、平民と交わるにつれその支配力が発現する者の数は減少。血の濃さを保つために近親婚を繰り返した結果、今度は"貴族熱"ノーブルフィーバーと呼ばれる貴族だけが発症する不治の病が出現し、やがて魔法文明時代とともに絶滅した。


"貴族の支配力"ドミニオン

 貴族が有していた特殊な能力。支配力と略称される。

 この力に支配された平民は、完全に支配した貴族の言いなりになるしかなく、命じられれば自殺すら行ってしまう。

 ただしこの支配力にも制限が存在し、人族から蛮族へ、あるいは蛮族から人族へは必ずしも成功するとは限らず、また一度に命令することのできる人数にも制限が存在した。また、貴族同士や、"士族"シルバーブレイドと呼ばれる準貴族的な存在、グラスランナーに対してもこの支配力は効果を現さず、すでに他の貴族による支配を受けている平民に対しても使用できないなど、万能のものではなかった。


"未来を知る力"ミスティック

 市井の占い師の行う胡散臭い物とは異なる、れっきとした未来予知の能力。(現サプリ環境では)アルフレイム大陸とは異なる大陸にて、その使い手が存在する。

 基本的には、専用の道具を用い、生命力や精神力(HPとMP)を代償に、占った対象に幸運をもたらしたりする力だが、高位の使い手は起きうる未来を幻視し、あるいはそれが起こらないように働きかけることで未来を選択することができるという。

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