第1話 冒険出発

GM:あなたたちはブルライト地方西部にあるラージャハ帝国内の冒険者ギルドのひとつ、『酔いどれ狼亭ドランクウルフ』に所属している冒険者です。

GM:冒険者としては新米じゃなく、すでにいくつか依頼をこなしてきた経験もあります。国近くの”歪みの砂漠”カスロット砂漠に時折出現する"奈落の魔域シャロウアビス"を攻略した実績もあったり。

GM:これで初期作成時から持ってる〈アビスシャード〉の説明がつきますね(白目)

GM:で、そんな感じで期待の星なあなたたちですが、ギルド内にいる探し屋から、声をかけられます。

GM:あ、ちなみに『酔いどれ狼亭ドランクウルフ』は同じ名前で酒場も併設しています。なので三人そろってるとしたら、飯時とかに話しかけてる感じなんかな。

探し屋:「やっほー、あなたたちが最近話題の冒険者さんたちー?」

ラーヴァ:「ん、なんだなんだ、儂らも人の話に上るほどになったのか」

探し屋:「まー、いくつか依頼をちゃんとこなしてたらそれなりに話のタネにはなるもんだよ」

ベアトリクス:自分の事だと思ってないので周りの景色とか空とか見てます。

グラヴィア:お酒の入ったジョッキちろちろ舐めるように飲んでます。

GM:んじゃ、探し屋の人も酒を片手に。

ラーヴァ:「お前たちも知らん顔しとらんで、ちゃんと相手をみんか」

グラヴィア:「んえ、お仕事?ぐーちゃん、難しいことわかんないけど聞くー」

ベアトリクス:「あ、ごめん」

ラーヴァ:「それで?飯時にわざわざ話しかけてきたんだ、用事があるんだろ」

探し屋:「えへへ、普通に飲み相手が欲しかったってのもあるけどねー」

探し屋:「私、ミランダ(グラスランナー/女/82歳)って言うの。未探索の遺跡を探してその情報をデキる冒険者に売却する、いわゆる〈探し屋〉なんだけど」

探し屋ミランダ:「最近遺跡を見つけてさ、その情報をここのギルドの冒険者に買い取ってもらおうってわけ。どう、興味ある?」

ラーヴァ:「お、いい話じゃないか、興味あるぞ」と身を乗り出します。

ベアトリクス:「聞いてから考える」

グラヴィア:「ぐーちゃんは今日もお酒が飲めるならなんでもいいよー」

ラーヴァ:「未来も美味しい酒を飲むための仕事だろぅが」

ミランダ:「ふむふむ、豪気さも慎重さもある、いいねいいね、デキる冒険者はこうじゃないとねえ」

ミランダ:「あ、マスター、こっちの子に一杯。私のおごりでー!」

グラヴィア:一番高いやつ頼も。「ぐーちゃんあれのみたーい」って指差す。

ラーヴァ:「遠慮を知らん奴だ…」

ミランダ:「ははー、お近づきの印に」つっておごってくれますね。

GM:酒場の店主でもあるギルドマスターは、「あーあんたらかい。まあ、酔いつぶれるんじゃないよ」と言って酒を出してくれます。

グラヴィア:じゃ、またちろちろと味わいながら飲むので話半分で聞いてますね。

ベアトリクス:「じゃあ私はこれ」と言って勝手に頼んでます。

ラーヴァ:「ほんじゃあ儂は煙草を一服」

ミランダ:「で、話の続きだっけ。遺跡はカスロット砂漠の、こないだ出現した魔域の近くにあったんだけどね」

GM:と言って、ミランダは話し始めますね。内容をまとめると以下の通り。


先日出現した魔域付近を調査していたところ、砂丘に埋もれた人工構造物を発見した。壁面の構造等から推定するに、どうやら魔法文明時代の遺跡らしい。

地上に露出している部分には穴が開けられていたが、散見した部分では内部を荒らされた形跡は見つからなかった。

興味深いことに、その入り口付近にはどうやら「人族の侵入を拒む結界」のようなものが張られている。しかし、魔法破りを行って侵入したところ、内部には真逆の「蛮族の侵入を拒む結界」が張られていたという。


GM:…という旨の内容を話しますね。

ラーヴァ:「そりゃあ、たいそうなお宝が眠ってそうな遺跡ではないか!」

ミランダ:「でしょー? あ、中はさすがに暗かったから光源とか必要かもね」

ラーヴァ:「儂、暗視ある」

ベアトリクス:「ぐーちゃんは見えないね」

GM:そう、暗視ないのグラヴィアとミランダの二人なんだよな。

ラーヴァ:「ランタンでも用意したほうがいいか?」

グラヴィア:「ぐーちゃんランタン持ってるー!」

ベアトリクス:「持ってるよ、飛び切り頑丈なの。」

ラーヴァ:「普段からいろいろ荷物を持っているからな、持っているんじゃないかとは思っていたが」

グラヴィア:「ぐーちゃん人族だから入れないの?」

ミランダ:「ああ、対人族の結界自体は私が破っちゃったからもう無いよ。張り直しがあるようなものでもなかったし」

ミランダ:「でも、そういうことだから…うかうかしてると他の冒険者が見つけて、中漁ってっちゃうかもね?」とニヤリ。

ラーヴァ:「……さて、出かけるか、なあベア、グの字」

グラヴィア:「いいよー」

ベアトリクス:「おー。やる気満々だね。じゃあ行こっか。」

ミランダ:「まいどあり!じゃ、私はギルマスに連絡してくるから、買出しとか済んだら声かけてねー」

グラヴィア:「そーいえば、じょーほー買取って言ってなかったっけ?」

ミランダ:「ああそれ?私、このギルドと個別契約結んでて、要するに雇われてるのよ」

ミランダ:「だから、私がこのギルドに所属してる冒険者に情報を売ったら、ギルド側で情報買い取ってくれるの。つまり君たちはお金出さなくて大丈夫よ」

ベアトリクス:「へー、便利だね。」

グラヴィア:「らしいよー」

ラーヴァ:「いやぁ、ありがたい。金欠だったから逃げ出そうかと思っていたところだ」

ミランダ:「ま、実際はもうちょい複雑なんだけど…あのギルマス、やり手なんだよねぇ」とちょっと苦笑いしつつ。

ラーヴァ:「はっはっは、ギルマスに感謝感謝っと」手を合わせて。

GM:では、ミランダはギルドマスターのとこに行って色々手続きとかし始めますね。ここまでの情報で何か買う物とかあったら、今の間にどうぞー。

ラーヴァ:特になんもないけど。大丈夫?

ベアトリクス:ないかなー。〈頑丈なランタン〉持ってるし。

グラヴィア:所持金30Gくらいしかなかったはずなので。

ラーヴァ:自分も300Gしかないけど。

ベアトリクス:2000Gくらいある。

ラーヴァ:じゃあ、必要になったらこのお姉ちゃんにたかる感じで…w

GM:たかられる機会がないといいね…w

GM:あ、ちなみに食料は気にしないでオッケーです。

GM:それから『遺跡内部で発見した物に関しては、すべて探索した者の獲得物とし、自由に所有して構わない』ってことを伝えるの忘れていました。

GM:以上ですね。何もなければ出発です。



GM:みなさんはミランダの案内のもと、帝国付近の砂漠に出発します。

GM:街からおよそ三日間砂漠を歩き、やがてあなたたちは小さな砂丘の近くにたどり着く。 ミランダが「あったあった、ここだよ」と指さした先には、砂の山から石組みの壁が姿を覗かせていた。

ラーヴァ:「おお、雰囲気があるな、よしよし…」

GM:壁には、大人の人間一人が立ったまま入ることができるくらいの大きさの穴が開いており、どうやらここから内部に侵入できそうだ。

グラヴィア:「誰か入ってるー?」

ベアトリクス:私背高いけど通れる?

GM:余裕っすね。なんならリルドラケンでようやくきついかなーくらい。

GM:んじゃ、そろそろ一回くらいダイス振ってもらいましょうか。「異常感知判定/目標値12」、スカウト技能で判定できます。

GM:自然環境ではないので…レンジャーはすまんな。

ベアトリクス:私スカウトないので…。

ラーヴァ:頑張ってください。

グラヴィア:スカウトの観察判定、基準値は5で…(ダイスを振る)出目は4、合計で達成値9。

GM:Oh…そっか、スカウト一人か。まあしゃーないね。では、なにもわかりません。

ラーヴァ:しょうがないね。

ミランダ:「じゃあ、私の案内はここまでだね。外で待ってるから、中の探索楽しんできてね!」

ラーヴァ:「おうおう、なんかしらでっかいお宝さがしてきてやるから楽しみにしておけぁ」

ベアトリクス:ふらふら洞窟の入り口まで行って中覗いてますね。

ラーヴァ:「さぁて、では行くか。グの字が先頭!でいいか?」

ラーヴァ:「罠にはまってはかなわんからな」

グラヴィア:「まかせて、なにかあったら報告する!」

ベアトリクス:「そうする?じゃあ私は後ろで。」

GM:遺跡内のルールは、ヒビの入った壁から砂が少し入っていたりするが、基本的に自然環境としては扱いません。また、基本的に通路を含めて遺跡はそれなりの広さがあるため、複数部位の騎獣の活動や飛行などに支障はありません。

GM:ただし、内部は明かりが無く暗いため、光源を使用していない場合は行動判定に「光源のない屋内や地下:-4」のペナルティ修正を受けます。

ベアトリクス:入ったらランタンつけます。

GM:ロバ君も入れるね…よかったね。

GM:ではみなさん遺跡に入ります。中はこんな感じになってるようで、中央に広い部屋、左右に小部屋がひとつずつ。それぞれの部屋は通路でつながっています。


地図:

□ □ □

└ ┼ ┘ こんな感じ

  埋


GM:今は左側の部屋にいます。

GM:あなたたちが遺跡に入ってきた穴と、奥に続く通路が見える小部屋。この部屋では壁の穴から日光が差し込んでいるため、暗いことによるペナルティ修正は発生しない。

GM:最初の判定がダメだったので、この部屋は以上ですね。

ベアトリクス:何もないんだね、この部屋。

ラーヴァ:「ひとまず道なりだな、どうせ帰りもここを通るんだ」

グラヴィア:「ぐーちゃんに任せて!」と言いながら腕をぶんぶんさせて進もうとします

ベアトリクス:後ろから付いていって博物館さながらに観光してます

GM:ほな移動ね、中央部屋の下の交差の描写。

GM:しばらく進むと、通路が四方に分かれている場所に出ます。と言っても、一方は砂で塞がっているため実質三方向ですね。

ラーヴァ:「なんだ?本来はここが出入り口だったのか?」

ベアトリクス:「それっぽいね」

ラーヴァ:「とはいえ、通路にいたところで何も見つからんな。どっちに進む?わしは道なりに直進!根拠はない」

ベアトリクス:「おまかせで」

GM:では、ここで「聞き耳判定:目標値10」を振ってもらいましょう。聞き耳判定はスカウト技能とレンジャー技能で基準値が増えるよ。

グラヴィア:基準値5に、出目8で合計13、成功!

ラーヴァ:基準値2に、出目5で7。失敗。

GM:あ、平目でも振っていいよ。

ベアトリクス:技能なしで基準値0、出目6で失敗。

GM:では、上って言うか北っていうか…中央の部屋の方から話し声が聞こえてくることがわかります。

グラヴィア:「なにか聞こえるー」とあっちこっちきょろきょろ見渡します

ラーヴァ:「儂にはなーんも聞こえん」

GM:グラヴィアちゃんは汎用蛮族語わかりますか?

グラヴィア:わからないです。

GM:では、二匹の蛮族が罵りあっているのが聞こえるだけですね。口調の汚さとかから蛮族とはわかるけど、それだけ。

グラヴィア:「あのねあのねあのね」

ラーヴァ:「なんだぁ?」

グラヴィア:「なんかへんな、喧嘩してる声みたいなの聞こえるの」

ラーヴァ:「ほー…?人か?」

グラヴィア:「人の言葉じゃないのー」過去に蛮族と交戦経験あるなら、蛮族っぽいって言えると思うのですが|如何〈いかが〉か?

GM:人間と蛮族の語感ってどこまで違うんだろうなぁ。まあ蛮族っぽいってわかるでしょうね。

ラーヴァ::「おっ、そんじゃあ争ってるうちに後ろからぶん殴ってやるか!」

グラヴィア:「おー!殴って万事解決なの!」

ベアトリクス:「ん?戦闘?」

ラーヴァ:「もし蛮族ならな!」

ベアトリクス:「じゃあ応援してる。がんば」

GM:ではー、どこに移動します?ちなみに声がしたのは中央の方です。

ラーヴァ:「他人事じゃないぞぉ、ほれ、殴り合いだ!」ってわけで中央向かいたいです。

ベアトリクス:いいよ。

グラヴィア:ですねぇ。

GM:おっけー。では、中央のとこ。


GM:一階への階段がある部屋。何らかの機材が置いてあり、床には不思議な模様が描かれています。そしてその模様の前に、二体の蛮族が立っていますね。

GM:通路から部屋は特に遮蔽とかはないので、進めば見つかりそうです。

GM:今気づいたけどこいつら暗視あるよな…?(ルルブあわてて開きつつ)ああよかった、あったわ。

グラヴィア:片方ダウンしたら行こ。投げ物になりそうなのないかな…。

GM:(これは某FPSゲームではない)

ラーヴァ:喧嘩中のとこ漁夫るかぁー。取っ組み合いの喧嘩しそうな感じあります?

GM:いや、ソーシャルディスタンスを守ってちょっと口喧嘩してるだけっすね。その口喧嘩も時期に収まって、気まずい空気が流れます。

ベアトリクス:「あ、ラーヴァ君。これあげる。」と言って〈俊足の指輪〉渡しときます。ラーヴァ君は敏捷度上げといて、ボーナスが2になるはずだから。

ベアトリクス:「間違えて買ったやつ。」

ラーヴァ:おお、ボーナス乗ったわw「お、なんだなんだ、それじゃあ遠慮なく!」

ラーヴァ:「…よし、仲たがいしてるうちに殴りに行くか」

グラヴィア:「おっけぇ!」

ラーヴァ:バタバタ走っていきます。「うおおおおお、殴り合いだぁ!」

GM:では、蛮族たちはあなたたちを見つけてぎゃいぎゃい騒ぎつつ、武器を構えますね。

蛮族:「ナンダお前ら!ニンゲンだ!奇襲ダー!!」

GM:あ、汎用蛮族語誰かわかるよね?

ベアトリクス:私、ドワーフ語しか知らないよ。

GM:あっベアトリクスさんの習得言語違った…てへっ、今のなし。

GM:気を取り直して、戦闘です。

ラーヴァ:「いくぞおらぁ!何言ってっかわかんねえが覚悟しろ!!」

グラヴィア:「やるぞやるぞー!」


と、ここで時間の都合でいったん解散。そして別の日のセッションになる。


(おまけ・裏雑談コーナー)

グラヴィアPL:ランタンの油に紙を入れて火をつけて、焼夷手榴弾的なのにならないですか?

ラーヴァPL:ランタン壊そうとしないでw

グラヴィアPL:3個あるからいけるいける

ベアトリクスPL:なんでランタン3個も持ってるんですかw

ラーヴァPL:…投げるためじゃない?戦闘になったらポイッて投げ捨てて戦いにいけるようにw

ベアトリクスPL:そっかー

ラーヴァPL:割れちゃうからねアレ、ポイって投げ捨てると…

グラヴィアPL:落ちたら割れるから予備ですね

GM:マジで投げれる数あって草

ベアトリクスPL:〈頑丈なランタン〉1個しか持ってないや、しかも油買ってないから火つけれない。何のために持ってるのかわからん

GM:まあ少なくとも焼夷手榴弾戦法は、ダメージは無しで。



GM:ということで戦闘です。戦闘ルールは「上級戦闘」を使用します。

GM:なお、本来なら戦闘準備から始めますが、ハウスルールで「不意打ち」でもされない限り戦闘準備は後攻側のみ、ラウンド開始直前までなら任意のタイミングで行えることにします。

GM:ということでまずは敵の「魔物知識判定」二体いますが、両方同じ種類の魔物です。目標値は、知名度が10、弱点値が15。

ベアトリクス:セージは3、知力ボーナスも3あるから、基準値6。(ダイスを振る)…出目6を足して、12。弱点値は抜けなかった。

ラーヴァ:儂セージないですねえ。

GM:では、弱点は不明です。〈ボルグヘビーアーム〉が二体です。

GM:続いて先制判定、敵の先制値は10です。

グラヴィア:基準値7に(ダイスを振る)出目8、達成値15で先制成功。

ラーヴァ:スカウトもないですねえ。

GM:あ、平目でも振って良いですよ。ただし振るならささっとやっちゃってくだせえ。

ラーヴァ:まあまあ、それぞれ仕事してくれたんでこのままいきましょか。


戦闘位置:1ラウンド目

ボA 10m ラ 5m ベ

ボB  ~  グ ~ 


GM:んじゃ1ラウンド、PC側からどうぞー。

ラーヴァ:なんか魔法使う?

ベアトリクス:【セイクリッド・ウェポン】使うつもり。

ラーヴァ:MP多いねえ。任せます。

ベアトリクス:ので二倍拡大で。戦闘特技〈MP軽減/プリースト〉を持ってるので、消費MP を-1してから2倍で合計6点消費。

ベアトリクス:行使判定は…出目6、成功。

ラーヴァ:「こりゃあいい、一捻りしてくるか!」

グラヴィア:おいちゃんに突っ込んでもらって、削れた方を叩くかな。

ラーヴァ:おっけー。

グラヴィア:「がんばれおいちゃーん!」

ラーヴァ:んじゃあ突っ込みます、とりあえずどっちでもいいのでボルグAで。

GM:移動妨害はしませんね、その場で止めます。

ラーヴァ:練技【マッスルベアー】と戦闘特技〈なぎ払いⅠ〉を宣言。

GM:あ、敵は固定値を使用します。

ラーヴァ:「まとめてやるぞぉ!」

ラーヴァ:命中力判定、基本が9に【セイクリッド・ウェポン】の命中力+1を合計して、基準値10。さらに出目10で、合計達成値20で命中だ。

GM:出目いいね。

ラーヴァ:ダメージは、(ダイスロール)Aに20点、Bに21点…あ、〈なぎ払いⅠ〉の効果で-3だ。17点と18点。

GM:了解。防護点8を牽いて、適用ダメージは9点と10点。残りHPはAが27点、Bが26点ですね。

グラヴィア:んではB狙いますかね。

グラヴィア:「ぐーちゃんも行くのー!」腕ブンブン回してBに突撃しますね。

ラーヴァ:「やったれやったれ!」

グラヴィア:〈追加攻撃〉と〈両手利き〉で3回、〈両手利き〉分の3回目の命中力判定は-2の修正がかかるんだっけ。

GM:いや、〈二刀流〉があるので〈両手利き〉による命中ペナルティはなくなりますね。

グラヴィア:そういえばそうだったっけ。よかったよかった。

グラヴィア:先に命中力判定まとめて振ります。基準値9に、出目がそれぞれ8、5、5。合計して、17、14、14で3回とも命中。

グラヴィア:ダメージは、(ダイスロール)二回目が2回クリティカル、3回目も1回クリティカル。合計で11、18、14点。

GM:防護点引いて、3+10+6、合計19点の適用ダメージ。残りHP7。

ラーヴァ:「もう一息だな」

GM:よう回るわってそうか武器〈パワーリスト〉か、なるほどね。

GM:では全員動いたね?敵手番いきまーす。

GM:対象はランダムで決定…(ダイスロール)ラーヴァに二人で〈全力攻撃Ⅰ〉を宣言した近接攻撃をしますね。

ラーヴァ:相手の命中力は固定値13か。おけー。

ラーヴァ:基準値7に…(ダイスロール)一回目6ゾロで自動成功、二回目出目7で両方成功。

GM:「ヨクモやってくれたなデカブツがああ!!」とか言ってるけど、言語わからないので通じない。そして避けたぁ!?

グラヴィア:このおじちゃん、早いし硬いゾ…

ラーヴァ:「うはははは、もっと気合入れんかい!」


戦闘位置:2ラウンド目

ボA・ラ 15m ベ

ボB・グ  ~ 


GM:ではPCターンです。

ラーヴァ:なぎはらってみるわー。(ダイスロール)…出目3だけど、敵の回避力超えたので命中。

GM:てか命中ピンゾロチェックだったか。

ラーヴァ:うへえ、あぶねえ。ダメージは19点と14点、防護点引いて11点と6点。

GM:残りHP16点と1点。妖怪イチタリナイのエントリーだ!

ラーヴァ:おちないかー。「しぶといのう!」

グラヴィア:どうするかなぁ。

ラーヴァ:〈双撃〉ないよねえ。

ベアトリクス:あれならとどめ刺すけど。

グラヴィア:ベア姉さん【フォース】撃てます?

ベアトリクス:撃てるよ。

GM:でもフォースは射程届かなくないか?(ベアトリクスの現在位置はボルグたちから15m、フォースの射程は10m。制限移動3mで近づいてもそのままでは射程外)

ベアトリクス:…たしかに。

ラーヴァ:普通に殴ってA落とせそう?

グラヴィア:2回クリティカルしてさっき19だからちょっと厳しいかも。

ラーヴァ:落とせない可能性あるなら、無難にBつぶして次でいいんじゃないかな。

グラヴィア:ですねー。では対象Bで、3回しばくよ。

ボルグヘビーアームB:「来い!俺はあと1回殴られたら死ぬぞぉ!!!」(汎用蛮族語)

グラヴィア:(ダイスを振る)5、5、11で3回とも命中。

ボルグヘビーアームB:「ヘルプミー」

グラヴィア:(ダイスを振る)ラスト1回転、これ行けたな。

GM:はい。ではB君は倒されましたー

グラヴィア:「敵将討ち取ったのー!」

ラーヴァ:「うんうん、ことタイマンでは頼りになるもんだ」

ベアトリクス:のんびり前進しときます。

GM:ではエネミーターン。攻撃対象はダイスで…(ダイスを振る)ドワーフのおっさんの方がやりやすそうなので〈全力攻撃Ⅰ〉しつつ攻撃します。

ボルグヘビーアームA:「同僚の仇を取るぞぉ!」

ラーヴァ:(ダイスを振る)6ゾロ回避。

ベアトリクス:笑う

GM:なんやこいつ

グラヴィア:高機動で草

ラーヴァ:「??? なぁに言ってるかわからんがあたらんなぁ」

GM:しかも二回ともAの攻撃で6ゾロ回避っていうね。


戦闘位置:3ラウンド目

ボA・ラ  8m ベ

ボB・グ  ~ 


GM:はい、PCターン。

グラヴィア:ぐーちゃんで削ってみよか。

ラーヴァ:おなしゃすう

グラヴィア:命中力判定!(ダイスロール)あ、2回目1ゾロった。

GM:50てーん

グラヴィア:合計2回ヒット。(威力決定ダイス)9点と12点。

GM:防護点を引いて、合計5点。残りHPはあと11点です。

ラーヴァ:ダメージ足りるかなあ…やってみるかな。

ラーヴァ:殴ります。(ダイスを振る)命中力判定成功、ダメージは…20点^^

グラヴィア:やったぜ。

GM:適用ダメージは12点、1点オーバーで討伐成功ですね。

ラーヴァ:「そぉら!」

ベアトリクス:「おー」

ボルグヘビーアームA:「グワーッ!さ、サヨナラ…!」

グラヴィア:「悪は成敗なの!」

GM:では戦闘終了だ。剥ぎ取りの時間です、どうぞー

ベアトリクス:戦利品ダイス振るかー。二つとも?

ラーヴァ:振ってー。こっちは素振りしときます。

グラヴィア:悪は成敗って言った手前死体から剥ぎ取るのは気が引けるのでどうぞ。

ベアトリクス:OK。(ダイスロール)出目11と10。

ベアトリクス:「いい武器持ってないかなー」

GM:出目たっけぇ…売却価格500Gの〈豪華な武器〉が2本ですね。

ラーヴァ:おいちい

ラーヴァ:「こりゃあ遺跡のお宝にも期待ができるか?」

グラヴィア:「この蛮族、いい装備持ってるの。きっと冒険者から奪った物なの、組織ぐるみの犯行に違いないの!」



GM:さて、部屋の描写の再掲。

GM:部屋の中には、蛮族たちが持ち込んだであろう何らかの機材が置いてあり、床にはなにかの模様が描かれている。それから、降り階段がある。

ラーヴァ:「なんじゃこれ?」

グラヴィア:その機材というのは、魔動機文明時代のものなのか魔法文明時代のものなのかとか分かります?

グラヴィア:あと魔法陣についてとかも。

GM:んー、そうですね。機材の方は、製作時期的には現代なんかなぁ。魔法的な力が込められている物品とかが積み上げられてる感じ。

GM:魔法陣については「見識判定:目標値10、12」で情報を出します。これは、最低限の情報を出すための達成値は10で、さらに達成値が12以上であれば追加で情報を出す、という意味です。

ラーヴァ:ほんほん。よろしく

ベアトリクス:「呼んだ?」魔法陣の見識判定、出目9。基準値6を足して達成値15、追加情報分も成功。

グラヴィア:機材持ち帰ったらそれなりに価値ありそう。

GM:機材の山を漁るなら「探索判定:スカウト/目標値10、14」です。こちらも後ろの目標値達成で追加情報出します。

グラヴィア:(ダイスロール)達成値10…まま、10で許しましょ。

ラーヴァ:「なんだかよくわからんが、儂みたいなのは下手に触らんほうがよさそうだな」

GM:とりあえず魔法陣側の処理からしましょう。

GM:まずは目標値10の分から。魔法陣は、どうやら描かれて間もないもののようです。

GM:そして目標値12で、その効果は、どうやら「蛮族を退ける結界」を一時的に無効化するための準備のようだとわかります。ただ、魔法陣の効力はまだ発揮されていません。

GM:簡単に言うと、図形自体は描けてるけどそれに力を与えるための機材がまだ足りない、みたいな感じ。

ベアトリクス:「うん、消そう」

GM:消すのは判定不要ですね。ちょちょいと足で擦ったら消えます。

GM:で、機材調査の方の処理。前半分だけですね。

GM:ぐーちゃんは、機材の山から〈魔力の込められた宝石(1200G/金S)〉を3個発見します。

グラヴィア:「押収するの!」

GM:この部屋でのイベントは以上ですね。

ラーヴァ:することなのでモールぶん回してます。

グラヴィア:柱折って遺跡倒壊してゲームセットありそう。

ベアトリクス:角っこの言ってない部屋(右の部屋のこと)行ってみる?

ラーヴァ:ええよ、ひとまずマップつぶしたいし。

ベアトリクス:じゃあそっち行こう。

ラーヴァ:「さて、そんじゃあ階段降りる前に端っこの部屋みとくか」

ベアトリクス:「そうだね、まだ武器残ってるかも」って言いながらついてく。

ラーヴァ:「まだ道が続いてるかもしれないしな」

GM:では右側の部屋の描写。

GM:遺跡に入ってきたときの部屋に似ている小部屋。しかし、壁の亀裂から入り込んだ砂によって、半分くらい埋まってしまっている。

GM:砂の山から壊れた箱や棚なんかは見えますが、中身はまあ砂に押しつぶされて埋もれています。

ベアトリクス:「なんか、砂に埋まってそう。」

ラーヴァ:「うーん、埃っぽいというか砂っぽいというか…」

GM:砂を掘って探すなら「探索判定:スカウト/目標値14」ですね。

グラヴィア:(ダイスロール)出目7で、達成値は12。運命変転しても無理ですねぇ。

ラーヴァ:いい数字だからねえ。

GM:では、売り物にできそうな状態の良いものは、何も見つかりませんでした。

ラーヴァ:「なぁんもないのかぁ」と言いながら砂の山モールで突っついておきます。

GM:何かあったとして今のこの攻撃で潰れてそう。

GM:探索結果は以上っすね。

ベアトリクス:「じゃあ、行こう。」

ラーヴァ:「つまらん、それじゃあ階段に行くぞ」

グラヴィア:「オッケーなの」

GM:では階段を降りたということでいいですね?

ベアトリクス:おっけーです。

ラーヴァ:ええよ、満場一致。



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