転生された異世界で俺は"ヘンユウ"になる。

影神

転生されし英雄



私は毎日を。




つまらない余生を。






ただ、茫然と過ごす。






何かが起こる訳でもなく、






ただただ普通に、






この歳までやってきた。






田舎の工場に勤め、そのまま定年まで働き、




職場で再雇用され、ぎりぎりまで働いた。




こうして、今年で81になる。






別にめでたくもない。






いつからか、そうやって自分を産んでくれた親や、




自らの命に感謝する行為さえもしなくなった。






結婚や恋愛が全てではない。




幸せは日々の中に沢山ある。






それにいくつ気付けるかが、




最も重要な事なのを皆は知らないのだ。






あれっ、、、




私、、、、。






幸せ?




今。幸せ???






幸せだっけか、、、






幸せって何。




まあ、普通の生活を送って。




それなりに生きれたよ。






難なく。




それで、歳取って、、






うん。




幸せ??






し、あ、わ、、せ。。






いや、、もう孤独に死ぬしか無いじゃんww




このまま行ったら孤独死よ。




うん、もう、明日にでも死にそうな感じよ?






あーぁ。




身近な幸せね。






近所の猫に餌やって、




新作のエロビデオ借りて、




近所のお姉ちゃんの干された下着を見るぐらいか。






所詮、こんな老いぼれたじじいがやることなんざ、




限られているさね。






こんな身体じゃ誰かの役に立つ事も出来んじゃの。






『もっと誰かの為に働いたり、




誰かに感謝される様な仕事をすれば、、






もっと幸せな人生が、




待って居たのかも知れんなあ、、』






「きゃあ、、」




ん?




突風に吹かれ、向かいのお姉ちゃんの




セクシーなブラジャーが風に揺られて




目の前に落ちてきた。






お姉ちゃん「すいませぇ~ん。




あの、、私のなんです、、




よろしければ、持ってきて貰えますか〰️?」






ふはぁああ、、、




姉ちゃんの下着やんけぇえ、、、






良いことあったやぁん、、






これ、この間見たビデオの流れやん?




もしかして、そうゆうながれ?






あれ、俺昨日風呂入ったっけな??




あれ、、昼飯なんだっけ、、、






あれ??






お姉ちゃん「すいませ〰️ん、、」






あぁ、返さないと、、






キィーーーン、






歩き出した先には車が猛スピードで突っ込んで来た。






私は空を舞い、まるで、BGMには




壮大なクラシックが流れている様だった。






あはは、、






姉ちゃんの下着いい匂い、、






今日は紫かい、、




今日は彼氏が来る日じゃな。。






あぁ、また、姉ちゃんの声を聞きたかったなぁ、、






ドン!






"あぁ、、もしも生まれ変われたら、、






次は誰かの役に立てる様になりたいな、、"






お姉ちゃん「おじいちゃん、、おじいちゃん、、」




男「急に飛び出して来て、、、






はい。意識が無いです、、」






あぁ、このブラジャー被りてえな、、






「お~ぃ。」




ん?




「おーぃ。おい。」




何だこの変な呼び方は。




「おぃおぃおぃおぃおぃおぃおー。」




じゃかましいわ!!!






じいさん「あれ?」




「やっと目覚めたか。」




じいさん「あんた誰だい」




「俺かい?俺は神様だ。」




じいさん「あぁ、、じゃあ、死んじまったんだな。




ん?、、これは、、、ブラジャーやないか。」




神様「君は車に飛び出して跳ねられてしまったんだよ。






分かるかな?」




じいさん「すぅーはぁ、、、、




いい匂いだな、、」






神様「んんん。




それでだ。」




じいさん「はぁ、、何だこれ、、やわらけぇな、、」




神様「君はまた人生をやり直すかい?




それとも、違う世界にでも行ってみるかい?」




じいさん「ん?」




神様「君は前世でやるべき事は果たした。




君の前世でのやるべき事は"続ける事"だ。






立派に67年間。




サボる事なく、務めたじゃないか。






立派だよ。






だから、少し。




ご褒美で、ソレも持ってこさせてあげたよ。」




じいさん「神様、ありがとう。






ずっと被りたくて、、、」




神様「うんうん。






それでだ。






どうしようか?




まだ私にはやる事が沢山あるから、




あまり君との時間は使えないんだが、、」






じいさん「そうさね、、




もっと誰かの為に働いたり、




誰かに感謝される様な仕事がしたいな。






次はちゃんと誰かの役に立てる様になりたい。」




神様「そっかあ、、






まあ、そう気付かないのも人生だからな。




その勉強も含めて、そうするか。






んで、目標とかはあるかな?」




じいさん「んー。






異世界とかなら、




英雄とかいるんかね?」






神様「勿論さ!




何?




英雄になりたいの??」




じいさん「ま、まあな、、




英雄になって、、




可愛いお嬢ちゃん達と、、






ぐへへへへ、、」




神様「まあ、、




頑張ってよ、、






あぁ、最後に何か要望とかある??」




じいさん「要望かいな、、




んー。




これじゃ、あれだから、




子供ぐらいがいいな。






それとこのブラジャーは欲しいな。」




神様「分かったよ。




まあ、一応、転生だから、家族とかいないけど、




家族は自分で作るのもいんじゃないかな?






それと、、それは装備で登録しとくね。






英雄志望の、ブラジャーと。




神命は、、誰かの役に立つ。と。






OK、じゃあ、また人生頑張ってねっ!」




じいさん「いろいろと世話になりました。」




神様「おぅ!






『英雄』頑張ってね!






見てるからさ」




じいさん「じゃ。」






まぶしい、、




ここは、




どこだ、、






ああ、、転生したのね。






おぉ、若々しい身体じゃ。




ありがてえ。






少年「神様。




ありがとう。






俺、この世界で頑張ります!」
























































































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