バレットコード :ファイアウォール

斉藤すず(斉藤錫)

バレットコード2巻

千歳の指切り癖につきまして(2巻のネタバレがあります)

 1巻の時に何度か書いた千歳の指切り癖、なのですが、本来ですとこの癖は2巻においても出てくるはずでした(が、ラストシーンでは筆がノリすぎていて頭から漏れていました。。)。


 この「癖」なのですが、そもそものきっかけは「優馬」にあります。


 2巻の308ページ、幼少期の優馬が同じく幼かった千歳に「必ず助けに来る」と約束するシーンの中で、「優馬から千歳に」指切りをし、そこで初めて千歳は「指切り」という存在を知り、彼女にとってそれが極めて特別な行為となった、というのが本来の設定になります。


 その後千歳は3.13の中で優馬との記憶を失うことになるのですが、「指切り」という行為だけは頭の片隅から消えることはなく、大切な約束をする際は必ず指切りしたがる、という指切り癖が生まれた、という感じです(ちとちとみ溢れる…)。


 巻をまたいで伏線を回収する場合はいっそう気をつけよう、という勉強になりました(^^;


 

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