▼ 朗読・モノローグ

03_語り|どなべいらんかね

ちょいとそこ行く坊ちゃん、嬢ちゃん。

可愛い御御足おみあし止めおいて、

寄っておいでよ此方こちらへさあさ!

取りだしたるこの品々は、

まぁ摩訶まか不思議なものばかり!


――あにぃ? ただの土鍋に見えるとな。

こいつぁ『お空の星落とし』。

ななんとうつせば星が浮く!

しかも出汁だしまで取れちゃうアラ不思議!

っぺた落ちても知らないよ。

さあさ、こぞってお買い上げ!


   *


夜の空からキラ星全部、

しばしパタリと消えたとか、消えなかったとか。


嘘かまことか、うつつか夢か。

はんずるは、れ聴くアナタ次第。




===

2020.01.09 作/2021.05.19 改

売り口上を書いてみた。


・「頬っぺた~」以降は、省略ご自由に。

・ *まではセリフとして。以降は朗読(ナレーション?)としてどうぞ。


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