54話 だんだん悪くなる白ブチ猫
54,だんだん悪くなる白ブチ猫
二十一日、朝少し餌を食べる。
牛乳も少し飲む。
モモ子の散歩に一緒に外へ出るが車の下へ入ったまま散歩に出る様子はない。
戻って来るとそのまま車の下にいたらしい。
抱いて家の中に入れる。
餌と水を置いて出かける。
仕事から戻ってみると餌も水も飲んだ様子なし。
おしっこはしてある。
餌を無理矢理にくちの中に入れるが吐き出してしまう。
元気なし。
体で息をしている。
二十二日朝、おしっこはしてあったが食欲は無いようである。
このままでは餓死してしまうのではと心配になる。
十五,六粒をふやかしてドロドロにして離乳食のように口の中に入れてやる。
半分位飲み込むが少しでも固形部分があると出してしまう。
今日は昼休憩に用事があって夜の営業時間までの時間が短くなっていたが
心配なので一度様子見に戻る。
牛乳少しとふやかした餌をあげる。
夜も同じ。
やっと息をしているような様子に見ていられない。
どうしたらいいのだろう。
二十三日朝、ドアを開けるとすぐに玄関に行く。
相当弱っている様子。
ふやかした餌を今日は全部無理矢理にくちの中に入れる。
良くすりつぶしたので食べてくれる。
黒糖を水で溶いたものを五CCほど飲ませる。
お昼に戻るとぐったりして今にも死にそう。
ふやかした餌少々とコンデンスミルクを少し嘗めさせる。
夕方、仕事に出る時白ブチ猫はモモ子と一緒に居たいのか
ただ部屋から出たいだけなのか廊下に出たがるのでそのままにして出かける。
夜、帰ってみるといない。
ドキドキしながら二階へ上がるとベッドで丸くなっている。
二階へ上る元気はあったようだ。
ふやかした餌は嫌がって食べようとしない。
私がお風呂に入っている間に椅子から降りて水でも飲みに行ったのか
水入れの前でおしっこしている。
量は少ない。
それから三〇分ほどして水を飲む。
二四日昨晩は少し涼しくなったので一緒に寝る。
起きてトイレに立つと白ブチ猫君トントンと階段を降りて行く。
いくらか元気が出た様子。
でも、食べ物は抵抗しているかのように受け付けない。
散歩に出る時一緒に外に出るがドアの前にあるダンボール箱に入るだけで付いて来ない。
散歩から帰って来てもそのままである。
顔にアリがたかっているのに平気でいる。
抱いて家の中にいれコンデンスミルクを少々飲ませる。
昼に仕事から戻ると椅子から動いた様子がない。
テーブルの下へ潜っておしっこをしようとしてやめ押し入れの前のモモ子のベッドにする。
いつもより量が少ない。
それから数分してまたテーブルの下に潜って何か出そうとしていたが出ないらしくまた
、モモ子のベッドの上に力んでウンチする。
コロコロウンチを三個。
艶は良い。
病気しているようなウンチではないが食欲のないのは何なのだろう。
寝るころいつもより辛そう。
身体で息している。
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