第16話猫のわがまま
16,猫のわがまま
猫を飼うようになって初めてわかった事だが
猫って意外と図々しい。
図太いと言おうか私がいままで猫にいだいて来たイメージは
気位が高くてわがままであるというぐらいだった。
でも、現実は図太い生き物である。
部屋に入る時最初は遠慮してそろりそろりと入ってきたが
一度危険がないとわかるとチェックして歩き、開いていないドアは強引に開けたりする。
エサも最初は遠慮して食べているがそのうちに欲しい時は催促するようになった。
そして抱っこして欲しい時や撫でてほしい時にも催促し始め
思い通りに行かないと爪でひっかいたり噛んだりする。
その場をどいて欲しい時も嫌である場合はテコでも動かない。
犬の場合はしつけができるのでここまでは図々しくない。
食べる物や散歩の時間、構って欲しい時、
それなりのサインは出すがダメ!といえば待つことが出来る。
猫にはこのダメがきかない。
とりあえず日々を重ねるうちにニャンコは家の中を占領し始め
今では、どちらが先輩なのかわからなくなってきている。
遊ぶものがなくなるとモモ子の尻尾に飛びついて遊びはじめ
モモ子の方が対応に困って私に助けを求めて来る事も多くなった。
威嚇すれば済むことだと思うがニャンコには効かないのか、
それともそういう手段はとるまでもないと思っているのか
どうにかしてと私に訴えてくるのである。
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