9:否定と指摘は別物

 絶対に忘れてはいけないこと。


 作品は心そのものであるということ。

 そして心を傷つけられたら、冷静さを欠いてしまうということ。


 俺は指摘を悪いと思っていません。

 要は言い方。


 否定は絶対ダメ。

 二つの違いがわかれは納得すると思います。


 指摘は、

 誤字脱字、解釈違いや世界観に対しての説明不足、相違によって引き起こされるもの。


 例えば、ニンジンが消滅した世界が舞台なのに、三行に一回ニンジンが出てくる。


 これは、何故?

 間違えているのか、何らかの理由でもたらされているのか。

 説明に不備があり、読者が納得できない。


 それに対して否定というのは、その物語の『存在を否定』すること。


 こんな話を書くのはおかしい。

 ニンジンを物語に出すな。

 など。


 相手の好み、主観によるものは否定。


「その根拠はなんですか?」

と、言うこと。


 今、理解ができても心を傷つけられた作家さんは判断ができなくなる。

 その時、冷静に判断ができるのは論理的に説明ができる人間だけです。


 いいですか?

 あなたが心が折れそうになった時、

 絶対に一人で抱えてはいけない。


 忘れないで。

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