世界はどこへ行くのだろう？～いくつかの国、ひとのキモチ～

第163話 ooh

日本人は、と言うと

島国で、東西に長い地形、多民族。

そんな理由もあって、多文化的であった。

即ち、元々民主主義的であった。

地域

的に、例えば江戸周辺だけ侍が封建主義的、と

勝手に思っていても（笑）

九州の外れとか、北海道では

民族的に違う文化であったり。

東北あたりは農村的共産、であったり。

それら全てが否定しあうでなく、並立していたのである。

それは、例えば信仰で

神道があったり、仏教があったり。

キリスト教があったり。

いろいろ、並立しているのと

同じで

それが、日本人。

協調的共産主義、とフランスから

言われる理由だったりもする。

それも、島国で

多民族が分け合って住んでいるような

そういう優しさを、環境から得て行ったのであろう。

それが、本当の日本人で

その優しさに甘えて、特権階級、なんて

思っている連中は

実は渡来人である事を、それで表出して

しまっている（笑）。

日本人は、そういう民族ではない。

なので、他民族から侵略されても

柳に風と受け流してしまうから

本当は、神様の助力など要らないという

出雲神の思いが正しいのかもしれない。

サンライズエクスプレスの、個室では

NHKーFMラジオが流れる。

午前０時を過ぎ、ニュースが流れる。

アナウンサーは冷静に、光触媒技術で

光合成が実用化された、と

重大な事をさらりと告げた。

二酸化炭素と水から、メタンガスが作れる。

温室効果ガスも減るし、燃料も得られる。

エタノールも。

そんな、凄い発明を

さりげなく民間研究所で（笑筆者の居た所だ）完成してしまう、それが日本人である。