第108話 call

「別に原発に限らないがね。アメリカ、と言うか資本家と言うのは侵略をし続けるものだから。

当然だが、商売ってそういうものだろう?


元々1の価値のものを1で売ったら儲けは0(笑)。




沢山儲けようとすれば、嘘つきになる。





でもそうじゃない商売もある。



SONYや、ホンダのしたような商売さ。



ものを買うひとが、持つ喜びを感じるような、

作り手の魂に共感するような、ものを買う。




それなら、買うひとは物理的に1の価値のものに1000でも2000でも払うだろう。





そういう商売を目指すべきなのだ。





でも、そういう事ができなかった。



それで、アメリカは原発を輸出したし


そのほか、世界中に軍備をして

それを商売にした。





元々は、国民の税金でね。




それは日本の原発も同じで



電気料金を、税金のように強制徴収にして

そこに、原発の費用を入れた。




電気だけじゃない、ガスもそうだ。


一時の国鉄もそうだった。





庶民の金を巻き上げて、資本家が儲けるなんて

変なシステムは今も続いているから



それで、日本は住みにくくなっている。




それも、言ってみればアメリカを始めとした

投資家の侵略さ。







原発が、もしなかったとすれば


石炭火力発電所はまだ残っていたし

技術革新が進んでいたハズだ。




だから、日本の基幹産業に

炭坑はまだ残っていたし




蒸気タービン機関車も走っていたはずだ。



熱効率が30%なら、ディーゼル機関車並だ。



内需型のエネルギーで完結できれば

それほど、外国の投資家に依存しなくても済むから



日本型企業は、独自経営で終身雇用の

社員を安定して使えた。



つまり、貧富の差別も起こらないから


イジメも起こらない。




むやみに競争せずにも生きていける社会が

出来たのだろう。





その利益は、一部の資本家が今不当に

搾取しているのだから。





」と、アメリカの神様も客観的に言う。


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