第6話  My Elusive


My Elusive

「もう11時か」naomiは、お風呂から出て


国鉄マークのタオル、昨日

寝台で貰ったそれで、肩を拭いながら。



均整の取れたスタイルは、美しく

ミロの彫刻のようで


妙に扇情的な感じはしない。




美と言うのは、そういうものかもしれない。







「今晩、どことまるのー?」なんて



れーみぃは、アジアンらしく

よく弾む声で。




なんだか、可愛らしいイラストの

大きめバスタオルを使っている。




色白で、naomiよりは小柄だけど



平均的な女の子らしい感じ。




それだけに、愛らしく

頼られたら、守ってあげられそう、そんな感じ。






「乗務員宿泊所に泊まれば?おじいちゃんの家に来てもいいけど、こんな時間だし。おばあちゃん寝ちゃってるから」リサは




国鉄職員っぽい。。(笑)




慣れてるんだろう。





「入れてくれるの?」めぐ。





うん、いつでも入れるの。24時間営業だし。




急に、列車が止まった時とかに備えて、って



リサはさすがにおじいちゃんの子。


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