第14話 ♪前髪をぉー
美容室に行ってきた。
ここ半年ほど前髪を作っているのだけど、今回その前髪を更になかなか短く切った。
この短さは大人になって初だと思う。
眉毛丸見え。むしろ眉毛との距離が上方向に離れている。
子供の頃、母が前髪を切っていた時代でもなかったと思われる。記憶にはない。
ということは……もしや人生初かしら?ニマニマしちゃう。
ただ私の中でこの長さは、漫画とかにでてくる異世界美女や、おめめぱちくりの可愛い女子たちの特権なイメージ……。
急に不安になる。
(私、やらかしちゃったかしら………。)確実に異世界美女にはなれないし、おめめぱちくり女子じゃない………。やだ、そわそわしてくる。
ちょいと話題がズレますが、みなさんはしたい髪型を決めて美容室に行かれますか?
私は何も考えていかず、ほとんどお任せスタイル。
“どんなのが良いと思います?”ってまず聞いちゃう。
自分に似合う髪型がわからないから。
ごくたまに、すごく可愛いと思うスナップを見つけて
“これ、似合うかなぁ?”って提案をする時もあるけど、大抵切ってると“あれ?”って空気になって……結局大幅な修正を要することになり、出来上がりは別物になってたりする。
(私、自分で考えたらダメかも………)
ある時、そう悟ってからはプロにお任せ。
プロの方から見て似合う髪型を作ってもらうことにしてる。
自分の顔の気になるところ、こんな風に見えたらいいなだけお伝えして丸投げしちゃう。
色音痴なので、カラーもおまかせ。
出来上がるまでどうなるのかわからない。ドキドキ、わくわくの美容院タイムなのです。
なので……なので……話を戻しますが、今回の前髪も大丈夫なはずなの!
この美容院に通って1年。
いつも褒めてもらえる髪型を作ってくださる彼から生み出されしこの前髪は、似合うからに違いないの!
異世界美女でも、おめめぱちくりでもないけど、していいんだ!
ドヤってやるー!ふふんってしてやるー!
……自分の中の勝手なるイメージに、振り回されまくってる女です。
せっかく切ってもらった前髪なので、心のなかでもじもじしつつも、ドヤ顔でこの短い前髪を楽しもうと思います。
なので、♪ま、え、が、み、をーー切りすぎたのーー‼︎とは歌わない!
“やっちまったな”とか聞き入れませんから!
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