第13話 夏の洗礼

まだ梅雨だけど、この暑さなのでサンダルをすでに履いております。


ビーサンや、鼻緒みたいなタイプのサンダルが好き。

色んなタイプの物を履くけども、このタイプは必須で、毎年絶対に履いてしまう。


マキシ丈のボトムスにビーサンだったり、デニムはもちろん、もはや私のユニフォームとなってきている、オーバーオール系の服と合わせるのも大好き。


だが、しかし……

それを心から楽しむまでに、必ず通る道がある。


夏には夏の。冬には冬の靴擦れ問題でございます。


私の足は歩き方がおそらく悪く、肌も弱いせいか、靴擦れとはもはや親友くらいの仲。(気持ち的には犬猿の仲なんだけど)


靴擦れしない靴など、レア中のレア。幻のポケモンレベルで手に入らない。


どこかしら歩くとだんだん痛くなっていく。それを気付かないふりしながら歩くのが日常。


冬にやられるのは主に踵周り。あとは親指や小指側の側面や、裏側の指の付け根周りが痛くなる感じ。


ただ、厚手の靴下やタイツという鎧はなかなか手強いらしく、夏ほどのエグいダメージはない気がする。赤くなって、ヒリヒリはするけど治りはずっと早い。(夏より靴が重いからか、疲労感はすごいけど)


そんな靴下やタイツに冬の間ぬくぬくと守られ、ヤワヤワになった私の足の皮が、夏の容赦のないサンダル達に敵うわけがない。


2021梅雨っぽくない6月。

見事に夏の洗礼を受けました。皮がめくれて、動くたびにジンジンするこの痛み……。


THE 夏の痛みだなぁ………。お風呂がしみるよ。


繰り返し繰り返し傷を治していくと、夏の終わりには、色んな位置に傷跡を携えながらもちょっとのことでは動じない足が出来上がる。

まぁ、冬であっという間にリセットされるんだけどさ。


その年に履いたサンダルの形で作られる、傷跡。

今年はどこにつくのかしら?


まずは指の付け根の皮から、スタートです。




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