時の娘
☆STEP 1
歴史ミステリと呼ばれるジャンルの代表作。リチャード三世は世間に伝わっているような悪人なのか、という謎に入院中の刑事が暇つぶしに挑みます。通常のミステリと違い実際に起きた(とされる)歴史上の出来事に、文献などに残る実在のデータを基に推理を展開するのがミソ。
では、英訳作業に入りましょう。
日本語の構造はシンプルです。「○○の××」。要素もわかりやすく、「時」は【time】、「娘」は【daughter】。なぜこれで「どーター」と読むのだ、と首を傾げたのは確か中学生の頃。筆者は「ダウ・ジー・エイチ・ティー・イー・アール」と覚えました。家族・親戚・血縁関係の単語は、ひと通りさらっておくといいのかもしれません。ネッフューだかネプーみたいな単語なかったっけ、まぁいいや。
話を戻して、時は本当に【time】でよいのかと悩みます。「時代」みたいな意味なのではないのか、という考えが浮かび悩みます。確か「真理は時の娘」みたいな格言から引っ張ってきたタイトルだったはずだと思い出し、それならば時代ではなく時だろうと割り切ることに。
☆STEP 2
というわけで……
“Time Daughter”
で、どうでしょうか?
☆STEP 3
正解は……
“The Daughter of Time”
でした。
ほぅ、ofですか。正解を知ると、むしろなぜofを使わなかったのかが謎なレベル。
おまけ
おじ(伯父、叔父) uncle
おば(伯母、叔母) aunt
いとこ(従兄弟、従姉妹) cousin
はとこ(再従兄弟、再従姉妹) second cousin
甥 nephew
姪 niece
なるほど、「ネフューだかネプー」は甥だったのか。
ちなみに「真理は時の娘」は「真理は時の娘であり、権威の娘ではない」の一部だそうです。
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