マルタの鷹

 ☆STEP 1


 ハードボイルドですね。サム・スペード。

 英語で厄介なのは、地名や固有名詞。

 マルタは確かマルタ島で、そこの王様かなんかがつくらせた宝物の鷹を奪い合う物語でした。ハンフリー・ボガード(だよな?)が出ている映画のDVDまで持っているのに、記憶が曖昧。なので、学生時代に習い覚えた英単語など、さらにひどい。

 この鷹の像、宝石や象牙などで出きているということで、お金持ち、それも物語に登場する連中というのは、変な人ばかりです。

 鷹は【falcon】ですね。イーグルは鷲だったはず、とここまで書いて、プロ野球のソフトバンクホークスの応援歌かなにかで「若鷹軍団」みたいなフレーズがなかったかと悩む。ホークが鷹だとしたら、ファルコンはなんなんだ、と首を傾げる。

 でも、なんとなく映画の音声の耳に残っている感じが【falcon】な気がしたので、変えずにいきます。

 英語以前に猛禽類(?)、鳥類の区別がはっきりしないことが判明。確かに生物の成績も悪かったものです。

 で、問題はマルタ。地名なので音をあてるしかないようです。結局【Malta】に。LかRかは悩ましいですが、特に根拠なくLに。地名なので頭のMを大文字にしておきました。確かそういうルールだったはず。



 ☆STEP 2


 というわけで、


 The Falcon of Malta


 で、どうでしょうか。




 ☆STEP 3


 正解は


 The Maltese Falcon


 でした。



 言われてみればというか、目にしてみれば、そして、音にしてみれば、「あぁ、そうそう、そうだった」となるのは、やはり映画を見ているからでしょう。何回か映画化されているようですが、手元にあるのはハンフリー・ボガード主演版で間違いありませんでした。

 問題は【maltese】ですが、これで「マルタの」とか「マルタ人の」という形容詞。「マルタ人」「マルタ語」という名詞でもあるとのこと。Japaneseと同じたぐいでしょうね。あるいはAmericanとか。

 ちなみに【falcon】はハヤブサ。え? ハヤブサ? 鷹じゃないじゃん。誰も『マルタのハヤブサ』って言っていないような気が。

 鷹は【hawk】。これにはハヤブサも含むという注意書きがあり、やはり、私の生物学の知識もいい加減だったことが判明しました。ちなみに隼で調べると、鷹狩りに使うとあり、もうなにがなんだか。

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