INVADERs

アマライ アガサ

第1話 過去 それは記録


その日、俺は巨大で残酷な現実と再び向き合うこととなった。



周りを見渡す。見えてくるものは転がる友人と怪物達の死体。暗闇の中でもはや何が何なのか分からない。



「あぁ、俺は間違えたのか……」



そうは言ったものの始めから間違いだらけだったことに気付く。



雨が降り始めた。



残っている力は多く無い。俺は目の前に浮かぶ「からくり仕掛けの神」に全てを投げ打った。俺にとってそれが最後の希望だった。



雨が止んだ。





夕日が昇り始めた。 


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