第49話 文化祭 その2 ヒーローショー

 俺はヒーローショーでは、悪役のボスである。


 なお、リアルでは俺の方が勝ち組である(見下しドヤ顔超絶両腕ガッツポーズ)。


 彼女がいないくせに正義感だけはいっちょまえに強そうな男どもがきれいごとを喋っているのはお笑い草だぜ(悪役っぽい笑み)。


 「彼女を離すんだ(イケボ)!?」と赤い衣装を着た主人公は言う。


 「いやだねぇ、彼女が欲しければわかっているだろぉお」と俺は返す。


 「くっ外道が……」


 「ふっふっふ」


 「いやぁああああ、助けてぇええ」とカナタがいう。


 ちなみに俺はここぞとばかりにカナタの尻をなでなで。


 赤面しながらの彼女の迫真の演技に観客も興奮している。


 俺の彼女を見て、興奮してんじゃねぇよ(超絶嫉妬)。


 彼女をヒーローどもに渡して、いい感じにクライマックスで俺はやられる演技をする。


 ちなみに、なぜかヒーローどもの攻撃がガールフレンドがいる俺への嫉妬心からかマジだったので、俺の攻撃もマジで返した。


 楽しい文化祭だった。


 最後に締めのダンスがあるから頑張ろうッと。


 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る