文化祭
第47話 文化祭 準備
俺はクラスのモブ共と一緒に準備する。
一通り飾りやらなんやらを手伝ったところで、他のクラスの手伝いに行く。
ちなみに俺はバンドメンバーと音楽を歌ったり、ダンスパーリィの主役をやったり、さらにはヒーローショーまでやるという活躍ぶりだぁ。
「うおおおおおおおおおおおおお」と心の中で叫びながら頑張る。
カナタが校内アナウンスを務めてくれるのでいろいろとみなぎらせる。
数時間後。
ふと気を聞かせて飲み物をもってきたカナタが俺の前に現れる。
「あぁ、悪いな、ありがとう。カナタ(イケボ)」
「ううん、こっちこそありがとう」
赤面して飲み物を渡すカナタ。
ふと、カナタの指と俺の指が触れあう。
「「あっ」」
二人して、そっぽを向く。
やはり周りの目があるのは気まずいのである。
気まずい雰囲気を壊すようにカナタが耳元でささやく。
「かっこいいソウタのこと、ずっと……見ているからね」
そういってはつらつな笑みを浮かべた後、カナタは教室の奥へと消えていく。
「あああああああああああああああ」と俺は心の中で叫ぶ。
彼女がいるのはいいぞぉ(親指を立てながら)。
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