第5レインライバーの俺が魔王を倒してしまった

 いきなり魔王がいた。


 当然みたいな顔してるよこの勇者。


「これあれだべ、物語に入ってしまう系のやつだから、作者に道中を削除させたわ」


 まったく意味わかんないよ。ご先祖様!


「うえーい!! なんか魔王いるからもうエンディングにするわ」


 たたたーた、たたたた、たーたたた、らーららら空にららーららら


 あんたにゃ、ふうふうふう、エビバデエビバデ


 踊り狂う勇者がそこにはいた。


「ぐっ。やめろ! やめてくれー!! 腹が腹が」


 勇者の踊りと共に苦しみだす魔王!


「その歌をやめろ! 祝詞が祝詞が!ーーーどーーーん」


 この歌の歌詞に女神様の加護が!祝詞が使われてる!!

 私がそれに気がついた時には。


 魔王は蒸発していた。


 魔王は倒されたのだった!!


 たったひとりの勇敢なレインライバーオーニルによって!!


 魔王を倒した瞬間に勇者は消えていた。


 ビコルス王国に平和がおとずれたのだった。


「このお礼の金貨どうしよう。」


 そんなツイートを私がした時だ!


 金貨はこつぜんと消えたのであった。


「ちゃんとオーニル様に届いたかな?」


 マリア・イズ四十六世は王国へと帰っていきました。


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