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目次
僕ら深海魚
夜に包まれていく停電
鳴り響いた踏切のサイレン
通り過ぎていく一両編成
僕ら海の底に潜った
街路灯、噓偽り平然
どこもかしこも閉店ばかり
携帯の灯りに頼りきり
僕ら海の底に巣くった
信号機に右往左往
破壊衝動 あの青
上手く生きられない世界では
これくらいが丁度いい
道路沿い、ベンチに座り
撥（は）ね掛かった泥はこの通り
静まり返ったコインランドリー
僕ら海の底に棲んでいる
売り切れた自動販売機
すり減った靴はもう廃棄
夜が明けない世界では
食べ残した皿の上
死んだような魚の目
夢も見られない世界では
それくらいが丁度いい
撥ね掛かった泥はこの通り
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