シアン・シアン

今日もまたぬるい生活

秒針の音に耳を塞いでいる

また温くなったスープを

独りで飲んでいる朝


今日もまた変わらぬ日々を

坦々と誤魔化すように生きている

また変わらぬスープは

淡々と喉を通るのだ


夏の匂い、思い出、風

あなたが描いた風景も

いっそのこと全部

全部、盗まれてしまえばいいのだ


シアン・シアン 

僕を殺せ その青で その毒で


今日はほら、いつもと違う

スープから湯気が立っている

ほら、生まれ変わって

僕は湛々と満たされた

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