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不意に思い出す木陰、夏の真ん中

日射しを受けて立っている横顔

背には夕顔


風鈴、サイダーの泡、夏の縁側

サンダル、波打ち際、捲った裾に飛ぶ 

涙みたいだ


風が吹いた

葉っぱが揺れた ざあざあ鳴った


この空を悠々飛んで何処までも


七月、蝉鳴く昼間、夏の真ん中

三番線

一人佇んだことだけをずっと憶えている


丘の上 寝転がった

りんごが落ちた


この地球ほしで一緒になって何時までも


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