人狩り.

水川聖一

第1話

少女の名は、サリナス




彼女の親は、人狩りに狩られて今はいない.




まだ小さい、サリナスは、爺や婆に、聞くのであったこう「何で?人が、人を狩るの?何で、そんな事するの?」.




爺や婆は、この話しをすると、いつも、うつむいて「うっうっ・・・」泣くだけであった.




ある日、夜な夜な、ナイフを研ぐ、サリナスの姿が、あった.




婆が、そっとさとした「旅に出るのかい?サリナス?」.




サリナスは、言った「うんw」.




サリナス:爺、婆、私、絶対、金色の麦の種を手に入れて来るからね!w




婆が、言った「サリナス、こっちにおいで」.




そう言うと婆は、サリナスの髪を櫛でといてあげるのであった.




旅立ちの時が、来た.




サリナスは、馬にまたがり、颯爽と馬に乗り駆けて行った.




途中、人の首に鎖を巻き、人が、連れ去られて行った.




彼らは、抱くためでも無く、奴隷として、売り買いをするためでも無く、唯、人を刹ろすためだけに、人を銃で狩るのだった.




人狩りが、人を連れて行く先に、オアシスは、無くと、何かが、有る.




そう言うと、サリナスは、馬で、東に向かった.




4年の月日が、経った.




等々の目的の場所に辿り着いた、そこは、高い高い崖の上だった.




サリナスは、5ヶ月かけて、崖を降りた.




崖の下に辿り着いた.




東の先を見渡すと何も見えず、真っ白の世界だった「塩だ!」.




サリナスは、諦めなかった.




「この塩の世界の東に何かが、有るんだ!」




そう言うと、サリナスは、また東に歩き始めた.




「何かが見える!」




青白いその建物は、地平線の彼方に見えた.


その建物は、近づくに連れ、青白く光る.




空を見上げると、UFOが、人をその建物に運んでいっている.




すぐ先に建物が、見えた.




「見るな!」




「見ないで!」




「見てはいけない!」




サリナスの耳に、劈く様に、世界中の人からの声が、聞こえるのであった.




サリナスは、諦めなかった.




サリナスは、建物の中を除いた.




そこには、水が、いっぱいあった.




人で、水を作る装置が、あった.




それから、10年の月日が、経った.




故郷に幽霊が、現れたと騒ぎになった.




吹雪の中に幽霊は、いた.


その幽霊を見た女性が、言った「サリナお寧ちゃんじゃない?」.




その幽霊「サリナス」は、ボヨボヨと皆の前で倒れた.




村人の一人が、言った「助けるんじゃ!」.




他の村人達は、言った「幽霊を助けるのか!?」.




女性は、言った「幽霊じゃない!サリナス!サリナスお寧ちゃんだよ!」と.




1週間、故郷の男達は、裸になり、サリナスを抱き温め続けた.




それから、2ヶ月が、経った.




サリナスが、目覚めた.




「こっこの水を婆と爺に・・」.




故郷の人は、しくしくと泣くしか、なかった.

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人狩り. 水川聖一 @kfir

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