やっぱり

 小説を書いているうちに、自分なりに、これだ!と思えるものが出来た。

 そうなると、自分の実力がどれくらいのものか知りたくて、大手出版メーカーに、作品を見て貰った。

 後日返事が届いた。

 答えはこうだった。「これは、当社から十分に出版に値する。初版1000部、全国150店舗に陳列、中でも数店舗に関しては、面陳列もしくは平積み陳列。さらには、某大手K書店の数店舗には、1年間の常備陳列を約束する。」と言うものだった。

 ただ、費用がかなり掛かるとの事だ。

 この業界を、少し知っている人に聞いてみたら、かなりの好条件らしい。

 だが、お金が無い、生活保護で暮している自分にとって、諦めるしかないと思っていた。

 やっぱり、世の中お金が物をいうんだよな。

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