どうやらこの世界には魔王が2人存在するんだが

無才能

第1話 グレーン・ホース

起き、、、、、、、起き、、、、、、、起きるが、、、、、、


「ん?」


起きるが良い


「ん?」


(やっと目が覚めたか、勇者よ)


目が覚め、勇者は起き上がると目の前には、ガタイがよく、体が筋肉でムキムキに髭がいい感じに生えている男が居た


「えっと、、、、、、、すみませんどなたですか?」


(私の名はグレーンホース 魔王だ)


「魔王?」


(そう、この世界を支配する魔王だ)


「あれ?魔王って悪だから勇者呼びするのは違うと思うですけど、、、、」


(よく聞いてくれ、この世界には魔王には2パターンが存在する。1つはこの世界を支配し、人々の生活を豊かにし、平和な日を作りだし、善人にさせ、現代へ送り出し、真の魔王から救い出す魔王。真の魔王は、人々を奪い、奴隷にし、悪人として現代へ送り出す悪魔な存在だ)


「なるほど、、、、、、、んでグレーンホースさんは?」


(私は善人にさせる方の魔王だ、簡潔に言えば良いほうの魔王)


「自分に言いますかね、それ。それでここはどこですか?」


(クッハハハハ!お前面白い奴だな、ここは、私が昔使っていた部屋だ。ところでお前の名はなんだ?)


「なるほど、、、、、僕の名前は、星ノ宮 蒼井(ほしのみや あおい)です。」


(蒼井って呼ばせてもらうぞ、そんなに固くならなくていい。気を楽にして気軽に喋ってくれ)


「そうですか、じゃ気を楽にして」

星ノ宮は深呼吸して気を楽にしてこう話す


「えと、、、、なんで俺がここに?」

(現代人を全部調べて1番善人だったのは星ノ宮だったから寝ているうちに連れこんだ)


「は!?マジ!?え!?ここは現代じゃないの?」


星ノ宮は興奮気味に話す


(ああ、そうさ、窓を開けて見れば分かる。さあ、窓を開けてみなさい)


星ノ宮はグレーンホースに言われた通り、窓を開ける。


「ええええーー!!!!!うわあっ、これアニメ見たような異世界だ、、、、、」


窓を開けた時の光景は、アニメや漫画で見たような街で人々は賑わっていた


『おっ?魔王だ!おはようございますー!グレーンさん!今日も新鮮な野菜取ってきたよー!』


通りすがりの住民が魔王に向かって挨拶してきた


『私は魚取ってきたさ!』


(おはようございますー、サリーさん!、エルミヤさん!みんなおはよう!)


『あれー?その子は?』


(ああ、今度、勇者になる人だ)


『おお!それはめでたいな!やっぱグレーンさんは良い人だなあ!今度飲みましょうや!』


(ああ良いさ!誘ってくれるなんてありがてえ!)


「魔王なのに住民と仲良いね」


(あったり前さ、住民との付き合いがなくてはこの街はやって行けないさ)


「あ、そうそう勇者って何するんです?」


(それはまた後で話をするさ)


そういうと、[コンコン]とドアをノックする音が聞こえた


(入ってきてくれ)


「グレーン様、そろそろ街へ出かけましょうか、、、、、、、ってあなたは?」


入ってきたのは剣を持ち、顔以外鎧でまとい、ポニーテールで容姿が整ったカッコいい美少女だった


(ああ、言ってなかったな、今度勇者になる蒼井だ)


「えと、星ノ宮 蒼井です、、、、、、、よろしくお願いします、、、、、、、」


「勇者ですか!?これは特訓が必要だ!さぁすぐに訓練上へ行こうぞ」


「えっ!?」


(まぁ待って、その必要はない)


「なぜですか!?」


(昨日、連れてきたばかりだ、今日ぐらいゆっくりさせておこうか)


「そうですか、あっ名前を言ってませんでしたね?私の名はグレーン・S・エルサ、ホースの妻でもありながらボディガード兼執事をしている。よろしくな」


(さっ、エルサ、蒼井、街へ行こうか)


「ハッ!」


「はい!」

 

魔王が世界を支配する同士が争い合う前代未聞のものがたり始まるー!?








~あとがき~

最後まで閲覧頂きありがとうございました、今回は思いつきで異世界ファンタジー小説を書いてみました。大道である国王が存在して、勇者が存在して魔王が存在して、魔王を倒すという設定は辞めて、魔王が2人存在して、勇者が居て、悪の方を魔王を倒すという設定だったら面白いのでは無いか?と思い、この設定でやりました。次はいつになるかは分かりませんがまた読んでいただけましたら幸いです。

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どうやらこの世界には魔王が2人存在するんだが 無才能 @Shinkinada1473

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