追想のクオリア
倉井さとり
1
さて。それでは、進めてまいりましょうか。はい。そうですね。ありがとうございます。はい。対話を進めてまいりましょう。先週の続きとして、また、なおかつ、
あ、だめですよ、『先生』は。
あなたのそういった
ええ、たしかに、この一連のやり取り、つまり、あなたが私のことを『先生』と呼び、それに対し私が、『先生』はよしてほしいと応える。これらの、
しかし、私は感じています、あなたとの関係性の変化を。はい、もちろん、良い方向に。ええ、つまり、
はい、そうです。ええ、つまりそのことにより、『取り組みとしての遊び』、それを行う余地が生まれ、なおかつその実行によって、より
はい、つまり、
ああ、ありがとうございます。そうしてくださるんですね。ありがとうございます。
なるほど、ええ、ええ、分かりますよ。
はい。ええ。その通り。あなたの
ええ、ええ、同感です。人は本来、もっと自由で、
こんな例えは
ええ、ええ、はい、本当にそうです。対話というものは、日々更新され、そして積み重なってゆく。ええ、はい。そうですね。日常に
私たちの
はい、ええ、ああ、なるほど、良いことを言いますね。たしかに私たちの対話だって、私たちが思っている以上に素晴らしいものなのでしょうね。学びの
が、しかし、ここで注意しなければならないのは、世界系の魔の手は、常に私たちの周囲を取り巻いているということなのです。いくら容易に繋がることができるとはいえ、
つまり私が申し上げたいのは、いまがどんなにグローバルな世界だとしても、
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