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目次
さみしかったらしょうがない
叫んだって
心が泣いたって
しょうがないんだ
身体は温かいのに頬だけ寒気がするような
そんな感覚、覚えたことないかな？
子供たちを連れた親子が手をつないで
歩いているのを見たとき
とても優しい気持ちになったあと
何かが胸を通り抜けていくような
そんなさみしさ感じたことないかな？
みんなの笑い声が聞こえると
自分が笑われているんじゃないかと
あるいは自分がその輪の中に入ると
笑い声が消えてしまうんじゃないかと
そう思ってる自分がさみしいなんて
もう卒業したかな？
一人で星を数えたって
海で夕陽を眺めたって
誰かに認められたくても
弱音を吐きたくなっても
強がりを言いたくなっても
自分に嘘がつきたくなっても
言い訳ばかりしたくなっても
つくり笑いで仲良くしようとしても
交差点の横断歩道を渡っているとき
誰かに遠くから呼ばれたような気がした
そんな経験ないかな？
昔好きだった人の別れ話を聞いて
もう終わったはずなのに
心が揺れてしまった
もう二度としなくていい思いをまたしてしまったのは
さみしさを感じるのは
心に隙間が空いているからだ
その隙間を誰かと埋め合わせるために
こんなにもさみしい思いをしているなら
さみしくたってしょうがない
誰かを好きになっても
こんなに好きになっても
あなたを守りたくなっても
かわりに傷つきたくなっても
抱きしめたくて仕方がなくても
心が張り裂けそうになっても
今すぐ会いにいきたくなっても
優しい気持ちが溢れて止まらなくても
さみしいのは
生きている証なんだ
きっと僕も
誰かの隙間を埋めるために
生まれてきたんだ
きっと誰かも
僕の隙間を埋めるために
今どこかでさみしい思いをしているんだ
だから
さみしいんだからしょうがない
涙が溢れて
くちづけたくて
一つになりたくて
「愛している」と叫ばずにはいられなくても
しょうがないよ
誰も一人じゃ生きられない
誰も一人になんてなりたくない
聞こえるかい？
僕の声が
届いているかい？
ここにいるよ
僕はここにいる
しょうがない
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