2.ハプニング
美月と映画を見ていると、メンバーの木村美南が生配信を開始したという通知が届いた。
「あ、美南ちゃんが生配信始めたみたい。見たいから映画止めてもいい?」
「うん。止めるよー」
私は生配信なんてほとんどしないけれど、メンバー同士でコラボしたり、歌ったりとみんな使いこなしているみたい。
美月は早速アプリを開いて配信を見始めている。私も開くと、コメントが沢山流れていた。
閲覧すると参加した人の名前が表示されるみたいで、美月と私が見ていることに気づいた人がコメントをして、コメントを拾った美南ちゃんが驚いている。
『え、陽葵さんと美月さんが見てくれてる?! やばい頭真っ白になった』
美南ちゃんは私と美月の絡みが好きだと言ってくれていて、ファンのように喜んでくれている。楽屋で美月に抱きついたりするとすごくいい反応が返ってくるから密かに楽しんでいたりする。
「参加した人の名前出るんだね。緊張させちゃって美南ちゃんに悪かったかな……私が美月と一緒に見たら良かったのか」
「コメントもすぐ流れるのにみんなよく見てるよね」
美月の言葉に頷いてコメントを読むと、コラボ配信して、というコメントが多く書き込まれていた。
『コラボ配信? 出来たら嬉しいですが恐れ多い!!』
「コラボだって。私はもうすっぴんだから無理かな」
美月はそう言うなりコメントを打ち込んでいて、しばらくすると、すっぴんなのでまたの機会に、とコメントが流れてきた。
私はまだ入っていないけれど、美月は早々にお風呂に入ってリラックスしている。
すっぴんでも可愛いけれど、一応アイドルだからね。でもファンの方は見たいかな?
『美月さんすっぴんでも驚くほど可愛いんですよ! オフの美月さんを想像しただけでやばいですよね!』
美月のコメントを読んで美南ちゃんのテンションが上がっていて、もう完全にファンだよね。
「陽葵ちゃんはどう? コラボ配信みんな喜ぶと思うけど」
「うーん、どっちでもいいんだけど、美南ちゃん次第かな……」
美南ちゃんの配信なわけだし、今日の目的もあるだろうから。それにしてもコラボしてっていうコメント多いな……
『今日は雑談配信の予定だったのに思わぬサプライズがあって興奮が収まりません!! え、陽葵さんと美月さんについてのエピソード? 沢山ありますけどご本人たち見てるのでちょっと言えないですね……別の機会にお話しますよ』
私たちが見てると話せない話題って一体……目撃された中でそんなにやばいやつあったかな? それに別の機会に話すのね??
「陽葵ちゃん、もうコラボしちゃった方がいいんじゃ?」
「そんな気がするね」
美南ちゃんが良ければコラボ配信する? と打ち込んでみた。
『本当ですか?! 陽葵さんとコラボ出来るなんて嬉しいです! リクエスト送りますね』
「この位置だと映りこんじゃうかもしれないから前に行くね。あ、イヤホン取ってこなきゃ」
2人並んでソファに座っていたので、美月は場所を変えるみたい。確かにいきなり映ったらびっくりさせちゃうもんね。一部の人は喜んでくれそうだけれど。
『あ、来た! 陽葵さーん!! ありがとうございます!!』
『うわ、美南ちゃんテンション高っ。美南ちゃんの配信をご覧の皆さんこんばんは。工藤 陽葵です』
『それはこうなりますよー! ご存知の方が多いと思いますが、陽葵さんは私の所属しているグループのキャプテンです』
『キャプテンでーす』
美南ちゃんもファンの方たちも歓迎してくれて良かった。SNSに書き込まれたのか、閲覧者数も増えてきている。
『それにしても美南ちゃん、私と美月のエピソードって何話すつもり?』
『え? それはまあ、お二人の親密さをお話しようかと』
『配信チェックするからねー?』
とはいえ、仕事で見られないことの方が多いだろうけど。雑談していると美月が戻ってきて、私に背中を向けて正面のラグに座った。テーブルにスマホを立ててコラボ配信を見ている。なんか変な感じだな。
『陽葵さん、これやってみてください!!』
しばらく雑談をしていると、美南ちゃんに猫耳が付いた。あ、そんなことも出来るんだ。普段やらないから知らなかった。
『え、そんなの出来るの? どこ押すのー??』
美月が心配そうにチラチラ見てくれているけれど、声を出すと一緒にいるのがバレちゃうから画面の右下を指差ししてくれている。コメントにも右下、と多く書いてくれているので押してみたけれど反応しない。
『美南ちゃん、なんか反応しないわ』
『うーん電波悪いとかですかね? ……っ?!』
それっぽい所を色々押していたら一瞬裏側が映ってしまった。うわ、これはやったわ……
多分美月映ったよね? 後ろ姿だから誰かまでは分からないだろうけれど。
『あー、陽葵さん、誰かと一緒にいます?』
コメントも沢山来ているので美南ちゃんが切り出した。美月は髪が短いから、彼氏疑惑まで出てきている。
『やっぱり見えたよね?』
『見えましたね』
焦りつつ、美月に映ってもらおうと思っているとコメントを読んで同じことを思ったのか隣に座ってきた。怒ってるかな、と思って様子を伺うと仕方ないな、と言うように頭をぽんぽんしてくれた。年下なのに私より落ち着いてない?
『えっと、今日は美月が泊まりに来てくれてまーす』
『配信をご覧の皆さんこんばんは。すっぴんですみません、山内 美月です』
美月も映るように角度を変えると、美南ちゃんの悲鳴が響いた。誰よりも喜んでるじゃん。
『えっ、美月さん?! 相変わらず可愛らしいー!!』
うんうん。すっぴんでも可愛いよね! 本人は恥ずかしそうにしてるけど、それが更に可愛い。
『美南ちゃんの方が可愛いよ! それにしても陽葵さん、何してくれてるんですかー?!』
『ごめん、普段ライブ配信なんてしないからさー』
今度から事故防止でカバー付けよう。
『もう誰か映った時は心臓止まるかと思いましたよ?! 後ろ姿で美月さんに似てるなとは思ったんですけど本人だとは! 一緒にいたんですね!』
美南ちゃんが興奮冷めやらない様子でキャーキャー言っている。ちょっとサービスしておこうかな?
『あー!! もうそんなこともしてくれるんですか?! 最高です!!』
美月に顔を寄せて頬をくっつけると予想通り喜んでくれた。
『美南ちゃん喜びすぎ』
美月がくすくす笑っているけれど、すっぴんのせいか普段より幼く見える。可愛いなー!
『すっぴんを晒し続けるのが限界なので私はそろそろ失礼しますね。皆さん、配信楽しんでくださーい』
『もうですか?! 美月さーん』
美月が手を振って画面から消えると、美南ちゃんの残念そうな声が響いた。
『という事で、一緒にいたのは美月でした。コメントで当たってた方いましたね』
『お2人同じタイミングだったのでもしかしたらとは思ってたんですが本当に一緒だったとは……よくお泊まりするんですか?』
『オフの日とかはどっちかの家に泊まってるかも』
『あー!! もう尊い……ありがとうございます』
『どういたしまして?』
ヒヤッとしたけど、美南ちゃんもファンの皆さんも喜んでくれて良かった。
*****
美南視点
特にこれといった目的はないけれど、時間があったから生配信をすることにした。事前に告知はしていないからそんなに集まらないだろうし、緩く配信しようかな。
『皆さんこんばんはー。突然ですが雑談配信したいと思います』
コメント
:こんばんは
:雑談配信ー!
:こんばんは
:ご飯食べながら
:××さん他○人が参加しました
:可愛いー!
:何時まで配信?
:歌ってー!
:山内 美月さんが参加しました
:こんばんは
:美月ちゃんいる
:美月ちゃん?!
:工藤 陽葵さんが参加しました
:美月ちゃんコラボして
:コラボ見たい
:陽葵ちゃんもいる
:コラボしよ
:陽葵ちゃんー!!
:え、二人一緒にいる?
『え、陽葵さんと美月さんが見てくれてる?! やばい頭真っ白になった』
コメントを見ていると、陽葵さんと美月さんが参加したって表示されて二度見した。本人?? マーク付いてるから本人だ……コメントにもあるけど、もしかして一緒にいたりして?
『コラボ配信は出来たら嬉しいですが恐れ多い!!』
コメントがコラボ配信の希望で凄いことに……先輩とコラボ配信なんて緊張するし、ましてやこの二人となんてオタク全開になる予感しかしない。
『お二人の参加しましたってところスクショ撮ろ』
コメント
:オタク出てる
:気持ちは分かる
:こんばんは
:コラボ期待
:どういう状況?
:コラボ見たい
山内 美月
:すっぴんなのでまたの機会に
:陽葵ちゃんと美月ちゃんが配信見てる
:すっぴん
:すっぴんでも可愛いと思う
『美月さんすっぴんでも驚くほど可愛いんですよ! オフの美月さんを想像しただけでやばいですよね!』
コメント
:発想がファンの一人
:美月ちゃんコラボしてー!
:美南ちゃん興奮しすぎ
:陽葵ちゃんまだいる?
:すっぴん見たい
:陽葵ちゃんコラボしよう
:陽葵ちゃんと美月ちゃん二人のエピソードありますか?
:すっぴんってことはお風呂上がり?
『今日は雑談配信の予定だったのに思わぬサプライズがあって興奮が収まりません!! え、陽葵さんと美月さんについてのエピソード? 沢山ありますけどご本人たち見てるのでちょっと言えないですね……別の機会にお話しますよ』
コメント
:本人いても話しちゃおう
:エピソード聞きたい
:その二人ってガチ?
:イチャイチャが尊すぎる
:間近で見られて羨ましい
工藤 陽葵
:美南ちゃんが良ければコラボ配信する?
:どっちが彼氏?
:陽葵ちゃん居た!
:これはコラボ配信来るか?
『え、陽葵さん本当ですか?! 陽葵さんとコラボ出来るなんて嬉しいです! リクエスト送りますね』
まさか陽葵さんとコラボ配信出来るなんて。リクエストを送って少し待つと画面に陽葵さんが映し出された。ああ、今日も麗しい。
『あ、来た! 陽葵さーん!! ありがとうございます!!』
『うわ、美南ちゃんテンション高っ。美南ちゃんの配信をご覧の皆さんこんばんは。工藤 陽葵です』
それはもう普段よりテンション高くもなりますよ。これで美月さんも居たらどうなってたんだろう。もはや映せないレベルだったかもしれないから良かったのかも。
『それはこうなりますよー! ご存知の方が多いと思いますが、陽葵さんは私の所属グループのキャプテンです』
『キャプテンでーす』
え、可愛すぎじゃないですか?
コメント
:可愛いー!
:陽葵ちゃん登場!!
:閲覧者数すごい勢いで増えてきてる
:貴重なコラボ
:陽葵ちゃんが生配信とかレアじゃない?
:2人で歌って欲しい
:何時まで配信予定なのかな? 長くやって欲しい
『それにしても美南ちゃん、私と美月のエピソードって何話すつもり?』
え、それは楽屋での様子とか陽葵さんのデレ具合とか? 二人でいると、テレビとかで見せてる顔とかなりギャップがあるから萌えるんだよね。
『え? それはまあ、お二人の親密さをお話しようかと』
『配信チェックするからねー?』
チェックしてくれるなんてリップサービスでも嬉しい。コメントでも拾おうかな。
コメント
:2人とも大好き
:こんばんは
:新曲歌って
:今日の私服見たい
:コラボ?
:メンバーの裏話とか聞きたい
:スクショタイムして
『2人とも大好き、ありがとうございますー! コラボですよ!! スクショタイム? 今ちょっとやっておきますか』
『え、スクショタイムなんてあるの?』
『あるんです』
へー、そんなのあるんだ? なんて言いながらもポーズを変えたりしてくれている。
『え、待って私も撮りたい!!』
コメント
:オタクかw
:撮られる側じゃないのか
:さすが美南ちゃんブレない
:そんな美南ちゃんが好きです
:2人とも可愛い
:猫耳見たい
『陽葵さん、これやってみてください!!』
猫耳見たいっていうコメントが見えたからフィルターで遊んでみようかな。自分に猫耳を付けて陽葵さんに一緒にやりましょう、と誘ってみる。陽葵さんの猫耳は是非とも見たい。
『え、そんなの出来るの? どこ押すのー??』
使い慣れてないのか困り顔の陽葵さん。アップに耐えられる顔面流石です。
コメント
:戸惑ってる陽葵ちゃん可愛い
:美南ちゃんの猫耳可愛い!
:近い!!美の暴力
:美人すぎ
:美南ちゃん他のもやって
:しっかりしてるように見えるのにギャップ
:アップやばい
コメント欄に同意しかない。これかな? って首を傾げる仕草とかヤバいです。
『美南ちゃん、なんか反応しないわ』
なんでー? って言いながら色々押してるみたいだけど出来ないみたい。
『うーん、電波悪いとかですかね?……っ?!』
え、今裏側映ったよね?? しかも誰か居たし……後ろ姿美月さんっぽいような?
陽葵さんめっちゃ慌ててるし、コメントもすごい勢いで流れている
コメント
:え?
:誰かいた?
:裏側映った
:は?
:美月ちゃんっぽかった
:やば
:誰?
:彼氏?
:事故
:バッチリ映った
:男?
:これはやばい
:配信中止?
:どうなるの
:強制終了?
『あー、陽葵さん、誰かと一緒にいます?』
さすがにスルーできなくて聞くしかないよね。もし映せない人だったらどうしよう……でも陽葵さんだし、そんな人がいたらライブ配信OKしないよね?
『やっぱり見えたよね?』
『見えましたね』
苦笑しながらそんなことを言う陽葵さんに即答する。恐る恐るというように横を伺っている陽葵さんに悶えていると頭をぽんぽんされていた。あの、映ってますよー?
『えっと、今日は美月が泊まりに来てくれてまーす』
陽葵さんが画面を動かすと美月さんが映った。これはやばい。え、やばくない? 美月さんが頭ぽんぽん……?
『配信をご覧の皆さんこんばんは。すっぴんですみません、山内美月です』
『えっ、美月さん?! 相変わらず可愛らしいー!!』
本気で歓声を上げてしまって美月さんが苦笑いしている。予想外でしたよね。むしろすっぴんはご褒美です。ありがとうございます!
それにしてもほんとに美月さんだったなんて!!
コメント
:美月ちゃん!
:え、すっぴんなの?
:化粧いらないレベル
:少年感強い
:イケメン
:かっこいいー!!
:お泊まり?
:好きすぎる組み合わせ
:すっぴん初公開?
『美南ちゃんの方が可愛いよ! それにしても陽葵さん、何してくれてるんですかー?!』
褒め方がイケメン!! 陽葵さんを肘でつつきながら、呆れたような視線を送っている。
『ごめん、普段ライブ配信なんてしないからさー』
分からなかったんだもん、なんて言ってるけど甘えたような口調なんなんですか?
コメント
:やり取り可愛すぎて
:自然な距離感
:カップルきた!
:甘える陽葵ちゃんやば
:え、これもう付き合ってますよね?
『もう誰か映った時心臓止まるかと思いましたよ?! 後ろ姿で美月さんに似てるなとは思ったんですけど本人だとは! 一緒にいたんですね!』
ファンと同じ心境でキャーキャー騒いでしまっているけれど許して欲しい。これが落ち着いて居られますか?!
え、ちょっと近い!! なにこのサービスショット!!
『あー!! もうそんなこともしてくれるんですか?! 最高です!!』
スクショ撮らなきゃ! 後で自分の部分カットしよう。
コメント
:美南ちゃん興奮しすぎ
:ファンの気持ち代弁
:私も叫んだ
:尊い……
:困ってる美月ちゃんとデレデレな陽葵ちゃん良い
『美南ちゃん喜びすぎ。すっぴんを晒し続けるのが限界なので私はそろそろ失礼しますね。皆さん、配信楽しんでくださーい』
『もうですか?! 美月さーん』
ああ、美月さんが居なくなってしまった……
『という事で、一緒にいたのは美月でした。コメントで当たってた方いましたね』
『お2人同じタイミングだったのでもしかしたらとは思ってたんですが本当に一緒だったとは……よくお泊まりするんですか?』
『オフの日とかはどっちかの家に泊まってるかも』
お互いの家行き来してるってことですか?! 何それ最高!!
『あー!! もう尊い……ありがとうございます』
『どういたしまして?』
コメント
:突然のお礼
:心の声ダダ漏れ
:オフの度にお泊まり……どれだけオフあるんだろ?
:この配信はやばい
:推しが可愛すぎる
えっと、なんの話ししてたんだっけ? あ、スクショタイムか。
『陽葵さん、気を取り直して、猫耳お願いします』
『そうだったね。みつきー、どれ押したらいいの?』
『これ。ここ押すと裏側映りますからね?』
『もう押さないし』
『どうかなー?』
『ねえ、なんかいっぱいあるけど猫耳ってどれ?』
『美南ちゃんと同じやつはこれかな?』
『美月これやってよ』
『やだ』
『えー、絶対似合うのに』
『今は陽葵さんの猫耳ですよね?』
陽葵さんが美月さんに教えて貰っていて、普段の会話を盗み聞きしているような気になってくる。ずっとイチャイチャしてるし、美月さん途中敬語抜けてるし……
コメント
:教えて貰ってる陽葵ちゃん可愛い
:どっちが年上?
:声だけ聞いてるとカップルのやり取りみたい
:素が出てる
:陽葵ちゃんが年上
:確か陽葵ちゃんが3歳か4歳上だったはず
:この2人ほんとに仲良いんだな
美月さんと話してる時の陽葵さんって幼くなるというか、頼ってる感じがして凄くいい。キャプテンで大変だけれど、きっと美月さんが支えてるんだろうな。なんて思ってたら来ましたよ!
『陽葵さんの猫耳ー!!』
破壊力やば! ニャンって言って欲しい……
コメント
:きたー!
:可愛すぎた
:これはやばい
:猫耳の可愛い子が2人……最高です!
しばらくフィルターで遊んで、沢山スクショが撮れて満足。
『美南ちゃん、なんかやりきった感あるけど』
『大満足です』
コメント
:完全にファンだった
:飾らない美南ちゃんが好きです
:スクショ大量
:そろそろ終わっちゃう感じ?
『時間決めてなかったですがそろそろ終わりますかね』
『なんだかんだ結構時間経ってるもんね』
ハプニングもありましたしね。ファンの一人としては嬉しすぎましたけど。
終わらないでって沢山書いてくれていて、楽しんでくれたみたいで嬉しい。
『また機会があればコラボ配信よろしくお願いします』
『うん。今度はちゃんと裏側映らないようなスマホカバー使います』
完璧な人がちょっと抜けてるところがあると親近感が湧くというか、今日でまたファンが増えたんじゃないですかね。
コメント
:映してくれてもいいんですよ
:生配信ならではのハプニング最高でした
:次回は美月ちゃんも入れて3人でやって欲しい
:楽しすぎてあっという間だった
:配信してくれてありがとうございます!
:次も楽しみにしてます
:見逃したくないから事前告知欲しい
『陽葵さん、今日はコラボありがとうございました!!』
『こちらこそ。切るのに私はなにかする必要ある?』
『私の方で配信切るので大丈夫です。それでは、見てくれた皆さんありがとうございました!』
『ありがとうございました』
「配信切れました。陽葵さん、ありがとうございました」
「美南ちゃん、陽葵さんがごめんね」
配信を切った後にまだ陽葵さんと繋がっているので改めてお礼を伝えると、美月さんに謝られた。
「びっくりしましたが楽しかったです」
「それなら良かった。陽葵さんたまにやらかすんだよなあ……」
「え? 何もやらかしてないよね?」
「え?」
見つめあって吹き出す2人を見てられるなんてなんのご褒美ですか?
「今度はちゃんと3人でやろうね」
「是非! 楽しみにしてます。お2人共、今日はありがとうございました!」
3人でのコラボ配信、2人のイチャイチャに悶える私っていう配信になる予感。ファンと同じ目線で楽しんじゃう気がする。実現出来る日を楽しみに待っていよう。
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