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  •  多分この主人公みたいな人が、この世に一人は存在する。

     ……個人的に印象深かったのは、君がいわゆる”幸福”への道を歩き出しているにもかかわらず、主人公はそれを悲観する点だ。確かに主人公の言う通り、それは弱者から強者への移行だろう。しかしそう言われると、なんともいえない気持ちになる。多分これは、強者と言う言葉の持つ非情さによるものなのだろうと思う。

     君は人馴れした有能な人物へと変化してハッピーエンド。なんなら主人公も君と共に歩み始めるなんて妄想をしてしまうが、本書はそうはならない。ある意味バッドエンドかもしれないし、いつかまた二人は出会いを果たすのかもしれない。

     主人公と全く同じ考えの人はいるかも分からないが、主人公と同じような悲哀を抱く人は世の中にもいるだろう。それは確かに、レビューにある通り狂気的かもしれない。

     短いながらも勝手に考えさせられました。

     p.s.
     これ百合なのか!主人公=女性、君=男性だと思っていて、自分のバイアスを気が付かされました……。