第95話
「はい!!とゆうわけでやって来ました。富士Q!!今日は遊ぶよ!!」
「何か色々省いたよね……まぁいいけど」
「まぁ細かい事はいいから行くよ!!」
結月に手を引っ張られて入場入り口の方へ歩いて行く。今日は朝何時も通りに起きると準備出来次第むかうねと連絡があり普通に華帆や親の朝ごはんを準備したり洗濯を干したりしているとまさかの6時半に結月がやってきた。
ちゃっかり親と華帆と朝ごはんを食べ学校に欠席の連絡を入れて私も行くという華帆をなんとか宥めて出発して今に至る
「てかわざわざ開演前に来る必要あったの?」
「んーそれは今からわかるよ!!ほら行くよ!!」
そう言いながら入場券売り場に着くと
「あ、イベント特典チケットで大人2枚お願いします。」
「はーいコラボイベント特典チケットですねありがとうございます。本日からコラボイベントで開催日特典でコスプレして遊園地遊べますがいかがしますか?」
「はいお願いします。とーくんコスプレで楽しも!!」
…何言ってんだろ?めっちゃ可愛い顔して言ってるけど。あ、だから今日メイク違ったんだ。
「…コラボって何の?コスプレ??」
「コレよコレ!!とーくん好きでしょ?」
受け取ったチケットを見せてもらった
「…な、何だと…コレは…」
そこには俺が愛してやまない鬼の双子メイドが出てくる作品のコラボチケットだった
「いいサプライズだろ?どうだどうだ」
そんなドヤ顔されても…嬉しいけども…
「でコスプレする??私はせっかくだししたいな」
「まぁせっかくだしやろっか」
「ありがとうございます。着替えて撮影に少し協力頂ければ特典商品をお渡し出来ますがいかがされますか?」
「私はいいけどどうかなぁ?」
「はい。ではお願いします。」
「ではこちらへどうぞ。」
そう言われながら各々案内されるとピエロみたいな衣装かジャージ、頭の可笑しな大罪司教の衣装が選んでいいと言われた……ピエロはね嫌だよ、あと首あんな曲げてデス!!っていえないからね…キャラ的に濃いけど
てか主人公人気ないのかね?…この中ならコレしかないかな俺握力70キロだし…引きこもりじゃないけどね
そんな事を考えながらオレンジと黒基調のジャージに着替え紙をあげる様にセットする。元々目つきが少し鋭いのでメイクは無しでいく
「ではこちらでお連れ様お待ちください」
案内された所には厨二病の獣人や色々加護持ちのチート剣士、腑大好きな人やデカいメイドなど色々いた
やべー魔女7人揃ってる!!てかピエロと大罪司教いるじゃん!!しかも沢山!!そしてまさかの前剣聖までいる!!アツい!!
「ハッ、やっぱりそれにしたのね。その浅ましさに死にたくなりなさい!」
ヤバい、まさか姉様がいるのか…と思い振り向くとリアル姉様がいた。
「…どう?今のセリフぽくなかった?」
少し恥ずかしそうにしている結月は桃髪の双子の姉様になっていた。メイド服は凄い似合っていてカツラもメイクもあっているんだが…胸が…貧乳が売りの姉様が妹より凄い事になっていた
「…ねぇ…どこみてんのよ」
少しふぐ顔になって捲れているので
「いやその存在感たっぶりのGカップにね」
「いや確かにそうだけどでもFとGの間だから!!…てかとーくん似合ってるね何かバル○感強いね」
「それって褒めてる?」
「ええ、そのどう着飾っても平凡にしか見えない、まさにバル○そのものだわ」
「いや本家並にしんざつなんですけどねぇ〜えお姉様!!」
「ふふ、そっちも本家並みよ」
てか明らかに結月周りよりめだってるよなぁ。1番美人だし、雰囲気デレてなかったら本家そのものだし…まぁふかしいもよ!!とか言わなそうだけど…てか本当妹コスの子よりデカい…何かごめんなさい
「それではこちらに集まってください集合撮影を行います。その後来られた方との撮影と簡単なインタビューをするのでお願いしまーす。あ、そこの綺麗な姉様といかにもな感じのバル○さんはセンターでお願いします。出来れば姉様が見下す感じで彼氏さんみてあげてください」
「…え?私達よね?…てか私はここでも姉様って呼ばれるの?」
「まぁ可愛いし本家並のオーラ出てるしいいじゃん。いこ!!」
「はぁ〜妹みたいなスンスンしたりもするんだけどなぁ」
「んーそれは周りに人いない時にしようか。他の人の目がいたい…」
「…わかった」
軽く自爆した結月は最初は恥ずかしがっていたが撮影が始まるとノリノリで役になりきっていた…むしろ関係ない人まで巻き込んで…商人の人と厨二病の獣人君ごめんねうちの姉様が…てかイキイキしすぎでしょ、
その後の2人で撮影も引っ付いたりはせずに役になりきっていてインタビューの際どのタイミングで彼を好きになったのかと聞かれても
「ただ魔のいい男なのよ」
と本家みたいな事平気で言ってたし…色々な関係各所の方すいません
撮影も終わり少しはしゃぐ結月を宥めながら遊園地に入っていった
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