第44話
金曜日になり来週からテストという事で昼前に授業が終わった。
この期間は部活も無いので、前からお願いされていた美容院に香澄と行く事になっている
「じゃ、裕也奥さんかりていくな!」
「あなたごめんなさい。後でちゃんと来てね」
と2人でふざけて言っていると裕也が呆れた顔で
「はいはい、お前ら2人になっても何もないだろ?てか結月さんもいるし」
と余裕そうに言うので揶揄う様に
「わからんで、実はこの後香澄と2人でホテルに…香澄の魅力的な体をイヤらしく触ってNTR、実は前から…」
と冗談で言っているのに香澄が顔を赤くしながら
「なっっアンタそんな目で私を…でも私には裕也が…」
と冗談が通じてないみたいだったので、
「いや冗談だろ?それ?結月さんと香澄どっちが魅力的?」
と裕也は分かっているかの様に聞いてくるので
「そりゃぁ結月!!」
と堂々と言うと今度は怒りだす香澄
「なっ!!…そりゃぁ結月さんより胸ないけど…でも私だって凄いんだから!!ナメンナヨ!!」
と意味の分からないキレ方をするので呆れて2人で
「「いやお前NTRたいのかよ」」
とツッコむ、いい加減このポンコツ加減直して欲しい、
「まぁ後で行くからちゃんと場所だけ送れよ」
といい裕也は帰って行く
俺と香澄はコンビニで結月をまっている
「でアンタさっきのは冗談として、もうヤッたの?」
「は!?流石にまだ」
「まぁまだ2週間くらいか、あ、コレ私達からのプレゼントね!」
といい茶色の紙袋を渡された中を見ると、コンドーさんが入っていた。
「私達のオススメ!!あって困る物でもないでしょ?」
「…まぁ貰っておくよ…」
「ヤったら教えてよ!!」
「お前は男か!?」
「どう見ても女でしょ?」
と何時もの様に冗談を言っていると凄い強さで頭を叩かれた
「橙李!!何回読んだら気づくの!!…ってか私以外とイチャイチャしないで…寂しいよ」
と言いながら腕に抱きついてきた
何!?この可愛い子!?と思っていると
「あっ結月さん今日はありがとうございます。よろしくお願いします!…てか結月さんって付き合うとそうなるんですね、美人でスタイル良くてオマケに可愛く甘えるってなんなんですか!?さっきのは女から見ても悶えますよ?」
と興奮している香澄
「確かにさっきのはヤバい、てかアレを無自覚にしょっちゅうされてるから心臓がヤバい」
「…うぅー橙李に会いたくて無視されて忘れてたけど香澄ちゃんいたんだった…んんっじゃ今日はよろしくね、ほら行くから2人共車のって」
と何事もなかったかの様に車に乗り込む結月、その後ろを笑いながらついて行き車に乗り込む
今日は市内に行くので少し距離がある
「そういえば2人共髪どうするの?」
と結月が質問してきたので
「んー俺は長すぎるから短くするか、中だけ刈り上げてパーマとかかな?カラーは相談かな」
「橙李少し短めでパーマにしたら?中は刈り上げてトップ多めに残して被せたり色々変えたり出来るようにさ、香澄ちゃんは?」
「何かオススメあります??」
「んー香澄ちゃん長さそんなにないからゆるいパーマかけて、カラーしたら?そしたらユルフワなバブっぽくて印象変わるよ!!」
「よさそうですね!!裕也メロメロに出来そう!!結月さんはどうするんですか??」
「んー少し短くしようと思ってる。カラーとパーマはお任せかな、橙李はどんなのが好み?」
「ん?俺はショートかロングかな、胸くらいの長さでポニーテールとかいい」
「ベタベタだね」
「でも結月の髪好きだからそんなに切らないで欲しいかな」
「んーなら胸くらいまでにしよっと」
「うわー結月さんも橙李もイチャイチャですね、でも今腰あたりまであるから結構切りますね!」
「ん、まぁ双子で間違えられるのもダルいしね、それに橙李にもっと夢中になって貰いたいし」
といい顔を赤くしている結月、聞いてるこっちまで恥ずかしくなると思っていると後ろでニタニタしているポンコツ姫がいる
「なんか後ろでやたらとニヤついてる子がいるけど大丈夫??」
と結月が心配そうに言うので
「あっアレは綺麗になって裕也に激しく求められるのを妄想してる時の顔かな」
「あっ香澄ちゃんって…」
「ちょっと変なこと言うな橙李!!、アンタ達が初々しいからよ!…まぁ裕也への妄想も少しあるけど…あっ結月さん、さっき橙李にプレゼントしといたんで何時でも童貞もらってやってください!!」
「ありがとう!でも橙李の普通ので入る??多分無理だと思うけど…」
「え!?何で知ってるんですか!?てか橙李デカいの!?…あ、そういえば裕也が入るかなとか言ってた気がする」
「まぁそこは大人の事情って事で、…」
「ほら香澄!そろそろ着くから!」
「2人で誤魔化さないでください!!え!?もう??」
「「それはまだ!!」」
「まぁ余りイジメると橙李がすねちゃうから止めておこ」
「いや香澄ちゃん、橙李はMだから多分喜んでるよ?」
「もぅ2人共辞めてください。」
俺が悲しそうに言うと2人は笑って辞めてくれた。
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